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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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優香 第五章 3

「ねえ、小林くん早くしてよ。時間に間に合わなくなっちゃうよ」

 優香は捻挫のため速く歩けない小林に苛立っていた。

「そんなこといったって歩けないもんはしょうがないだろ」
「でも五分しかないのよ」
「うるせえな! だいたいそれが借りる人間の態度かよ。そんなこと言ってると貸してやんねえぞ!」
「あ、ゴメン! 許して…でもお願いだからもう少しだけ速く歩いて」

 そんなこんなで二人が教室に着いた頃にはもう半分の時間が経過していた。

「ほら、これだよ」

 と言って小林は自分の水着を取り出して優香に渡した。紺色の男子用水着、三角形のブーメランパンツ… 優香はそれを指で摘むように受け取った。

「大丈夫だよ。ちゃんと洗ってあるから…さあ、早く着替えろよ」
「え、着替えるって、ここで?」
「ここしか場所はないだろ。それともお前更衣室の鍵持ってきたのか」

 優香は動揺していて鍵をもらうのを忘れていたことに気がついた。

「そ、そうね…ここしかないわね。じゃあ小林くん、ありがと、先に行ってて」
 しかし小林は椅子に座ったまま動かなかった。

「いや、ちょっとここで休憩するよ。急がされたもんだから、また足が痛くなってきた」
「そんな…ね、お願い、教室の外で休憩して」
「うるせえな、どうしようと俺の勝手だろ! それに、早くしないと時間過ぎちゃうよ。グラウンド十周になってもいいのか、おっぱい丸出しで?」

 教室の窓から誰もいないそのグラウンドが見えた。グラウンドは校舎に向かいあっているのでどの教室からでも見渡せるようになっていた。もし時間に遅れたら、全校生徒の見ている中で、おっぱい丸出しの半裸の姿でグラウンドを走らなければならなくなるのだ。

 もう残りは二分しかなかった。

「わ、わかったわ…でもこっちの方見ないでね」

 しかし小林は無視してにやにや優香を見続けている。

 もうためらっている時間はなかった。優香は急いでスカートの中に手を突っ込み、パンツを降ろした。小林に見られないよう背中を向いて脱いだので、足を上げた際、腰を曲げた優香のお尻が小林に丸見えになってしまった。

「おい、ケツ丸見えだぞ」
「え、イヤッ!」

 恥ずかしがる優香の着替えを小林はにやにや笑いながら観察していた。

 優香は急いで借りた水着をはいた。次にすばやくスカートを脱いだ。続いて小林の見ている前で、半袖のセーラー服を脱ぐと白いブラジャーが現れた。

「おお、まるでストリップだな! 早くブラジャー取っておっぱい見せろよ。取るの手伝ってやろうか?」

 しかし恥ずかしがってはいられなかった。優香はブラジャーの背中のホックを外し、肩紐も外すと、左腕で胸を隠しながら、一瞬ためらった後で、胸からブラジャーを抜き取った。うまく隠したつもりだったが、優香の大きな柔らかい胸は、ブラを取るとき一緒に上に持ち上げられてしまって、左腕からピンクの乳首が両方とも飛び出てしまった。お! と小林は思ったが、乳首が出ていることに優香本人は気付いてないらしかったのでので、そのままの状態にさせておいた。

 男子生徒用のブーメランパンツ一枚になった女子生徒、田辺優香の真っ白な裸。足や腕は部活のため小麦色に日焼けしていたが、日焼けをしていない腹から首にかけての上半身は透き通るように白かった。だからピンク色の乳首がその中で一際目立って見えた。

 優香は畳む余裕もなく、脱いだ制服や下着をそのまま自分の机の中に入れると、一目散にドアへ向かって教室から出ようとしたが、そこでハッとして立ち止まった。

「あの、小林くん… バスタオルも貸してくれない?」
「タオル? 持ってきてないよ」
「え、じゃあどうやってプールに行くの?」
「その格好で行くしかないだろ。それともまた制服着るか? もう時間はないぜ」

 確かにその通りだった。あともうおそらく一分ほどしか残っていなかった。優香は決心してドアを開けると、上半身裸のまま廊下へ飛び出していった。隣の教室では授業をしている。夏の間は暑いのでドアや窓は開けっ放しになっていた。優香は両腕で胸を隠して、窓から見えないよう身を低くして走ったが、授業中の生徒たちは教室の前方のドアの向こうを走り去っていく優香の上半身裸の姿を見た。

「ねえ、いま誰か裸の女子が通らなかった?」
「女子? いや男子でしょ。隣のクラスいま水泳の時間だから、何か忘れものを取りに来たんでしょう」
「いやたしかに女っぽかったんだけどなぁ」
「お前の妄想だよ、きっと」

 そんな会話が三年一組の生徒たちの間で交わされた。
  1. 2009/05/31(日) 06:27:29|
  2. 優香
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優香 第五章 2

 プールにはすでにクラスの生徒たちが集まっていた。指定のブーメランパンツをはいた男子たちはいつもより少しうきうきして張り切っている様子だった。体にぴったりした紺のスクール水着を着た女子たちは恥ずかしそうにみんな寄り集まって、腕を組むふりをしながら胸の膨らみを隠そうと努力していた。男子たちのいやらしい視線が女子の胸や尻の上をひっきりなしに動き回った。

「ねえ、いま高橋のやつ、恵子の胸の方見てたよ」
「え、ホントに? やだぁ、気持ち悪い」

 そんな平和な光景がしばらく繰り広げられていたが、やがてチャイムが鳴るとみな一斉に控えの場所に整列して教師が来るのを待った。

 教師の田崎がやってきた。すると生徒たちは話すのをやめた。

「起立! 気をつけ! 礼!」

 そして体育座りした。

 そのとき、制服姿の優香が現われ、びくびくしながら田崎に言った。

「あの、今日の授業は見学させてほしいんですが…」
「ん、見学? 聞いとらんぞ、そんなこと」
「水着が…その、なくなってしまったので」
「なくなっただ? そんなもんいいわけになるか! しかも『なくなった』じゃなくて『忘れた』だろが!」
「いえ…ちゃんと持ってきたはずなんです」
「どっちでもかまわん! ないものはないんだ、社会に出たらそんな言い訳通用しないぞ!」

 そう言うと田崎は事前に見学を申し出ていた三人の女子の方を向いて言った。

「おい、誰か水着持ってきてないか? 田辺に貸してやれ」

 するとその三人の女子たちは、

「私持ってきてないでーす」
「私もでーす」
「私もないでーす」

 と田崎に向かって答えたが、実は三人ともちゃんと持ってきていた。ただ優香に貸したくないので持ってないと嘘をついたのだった。

「そうか、じゃあ困ったな。さすがに裸で泳がせるわけにはいかんし…」

 と、そのとき三人の方から再び声がした。

「水着? 持ってますよ」

 みんな一斉に振り向いた。それはクラスのお調子者の男子だった。足の捻挫のため今日の授業は見学になっているのだった。

「俺の水着なら、ありますよ」

 みんなはまたいつもの冗談が始まったと思って笑った。そうやって余計なことを言っていつも教師たちを怒らせる。だからこのときの冗談にも、すぐさま田崎の雷が落ちるだろうとみんなは待ち構えた。

 しかし田崎の方は案外真面目な顔をしていた。そしてやがて平然とした顔で、

「おぉ、そうか……じゃあ悪いが田辺に貸してやってくれないか」と言った。

 優香は自分の耳を疑った。

「先生…違います。小林くんは男子ですよ」
「ん? そんなことくらい知っとるわい」
「男子と女子では着る水着が違うんですよ」
「でも水着は水着だ」
「さっき先生、さすがに裸で泳がせるわけにはいかないって言ったじゃないですか!」
「言ったよ。だから水着を借りるんじゃないか」
「男子の水着じゃあ裸と一緒です!」
「うるさい!」

 とそのとき田崎が怒鳴った。

「何を生意気に大人ぶった口聞いてるんだ! お前らはまだ未成年の子供じゃないか! 子供が生意気に裸が恥ずかしいとか何とか思うな! 誰もお前の胸なんて興味ない!」

 そしていっそう厳しい命令口調で、

「わかったらさっさと着替えてこい! 嫌ならパンツ一枚で泳いでもらうぞ!」

 優香は重く肩を落としてとぼとぼ校舎の方へ歩いていった。

「何もたもた歩いてるんだ! 五分以内だぞ! もし五分に着替えて来なかったら、罰として水着のままグラウンド十周だ!」

 という叫び声が優香の背中に響いた。
  1. 2009/05/31(日) 04:39:46|
  2. 優香
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優香 第五章 1

 一週間経った。優香にとってそれは非常に長い一週間だった。この間まで自分の友人や下級生だった部活の仲間に奴隷なみに扱われ、しごかれ、他の部の生徒たちが見ている前で恥ずかしいことをやらされたのだったから。

 今では優香の廊下での着替えも当たり前の風景になっていた。廊下で素っ裸になって、通り過ぎる他の部の女子たち、知り合いでも一年生でも関係なく、

「おつかれさまです! 0年田辺優香です!」

 と気をつけをして挨拶するのだった。

「ああ、おつかれさま、今日も全裸でごくろうさんね」

 一年生もだんだん慣れてきて今ではそんな受け答えをするようになっていた。

 優香は屈辱と恥ずかしさでもう生きた心地もしなかったが、ただ裸を見られるのは女子に限られていたのでまだ耐えられた。透けた乳首やTバックの尻を見られていたとはいうものの、まだ男子たちに『そのもの』は見られていなかった。


 季節は本格的な夏になった。体育ではプールの授業が始まった。普段は男女別々にプールの授業が行われるのだが、この日は日程の都合で合同の授業になった。ただでさえ、地味なスクール水着姿になることを嫌がっている女子たちは、男女合同と知らされて、この日は朝からぶーぶー文句を言っていた。

 授業は五時間目だった。三年二組の女子生徒たちはお腹が膨らむといけないといって弁当もろくに食べず、着替えをしに更衣室に行った。

 優香はいつものように一人で更衣室に行き、すでに紺色のスクール水着に着替え始めているクラスメートたちを尻目に、自分も着替えをしようとした。

 が、水着を取り出そうと鞄を開けたがそこには水着が入っていなかった。どこをどう探しても見つからなかった。忘れてしまったのかと思ったがそんなはずはなかった。朝、確かめたときはちゃんと水着と帽子とゴーグルが入っていた。それがいま後の二つは残して水着だけがなくなっていた。

 優香はとっさにひらめいた。

「ねえ、香織、私の水着知らない?」

 部活以外のときは敬語を使う必要はなかったので優香はすでに着替えを済まして水着姿になっていた香織にこう聞いた。

「え、水着? 知らないよそんなの」
「ほ、ホントに? どこにあるか知らない?」
「ホントに知らねえよ…どうして私があんたの水着のこと知ってなくちゃなんないのよ」

 そう言って香織は他の友人たちとわいわい言って恥ずかしがりながら更衣室から出てってしまった。友人と冗談を言いながらもしかしその顔は陰険に笑っていた。

 優香は水着がないのであれば授業は受けられないと考え、着替えをやめて制服姿のまま授業のある屋外プールへ向かっていった。
  1. 2009/05/31(日) 03:20:28|
  2. 優香
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優香 第四章 5

「あら、ずいぶん遅かったのねえ」

 優香たちが筋トレを終えてテニスコートに行くとキャプテンの香織が来て言った。香織は優香の真っ赤になったお尻を見た。

「初日からずいぶん叩かれたみたいじゃない? 一体何しでかしたの?」

 香織は由紀子からすべての事情を聞いた。

「そう、斎藤くんに……そういえばあんた斎藤くんのこと好きだって話してたもんね。よかったじゃない、好きな人にお尻の穴見てもらえて」

 二、三年生がコートで練習をしているあいだ優香はその回りで一年生たちとずっと球拾いをさせられた。が、その扱いは当然一年生よりひどくて、少しボールを渡すのが遅いと叩かれる、順番待ちをしている部員が「0年、ベンチ!」と言うとすぐ四つん這いになって座らせなければならなかった。もう二年生も容赦しなかった。容赦なくベンチ代わりにして年上の優香をからかった。

「ねえ、あんた、恥ずかしくないの? 年下のうちらにベンチ代わりにされて?」
「いいえ! 先輩方のお役に立てて嬉しいです」
「年下のうちらの前でこんな大きなお尻出して……男子にも教えて上げようかな……疲れたら優香を椅子にして座りなよって」
「はぃ」
「その方があんたも嬉しいでしょ? 男子に乗ってもらった方が?」
「はぃ」
「ホント優香って変態だよね。男子の方が嬉しいんだって」

 そんな調子で部活は続けられた。やがて六時過ぎに練習は終わりとなった。

 部室へ戻ると優香はまたドアの前の廊下で全裸になった。同じく部活を終えたバスケ部やバレー部の女子たちが廊下をひっきりなしに通っている。

 部室からパンツとブラジャーが飛んできたので、優香はそれを着ようとした。すると中から香織の怒鳴り声が響いた。

「誰が着ていいって言った。違うよ、それで掃除するんだよ!」
「え?」
「あんたの汚い裸でさんざん汚したんだから、それで拭くんだよ、廊下を」
「それって、この下着のことですか?」
「あまりまえでしょ! この廊下の端から端まで雑巾がけするんだよ。それから他の部の部員たち一人一人にちゃんとおつかれさまでしたって言うんだよ、立ち上がって、胸を隠さずにね」

 五分後、この二階の部室の前の廊下で、異様な光景が見られた。さまざまな部の女子生徒たちが行ったり来たりするなかを、本来ならテニス部三年であるはずの田辺優香が全裸で雑巾掛けをしていた。しかもその雑巾とは彼女自身のパンツとブラジャーで、それは廊下を何往復かしただけでもう真っ黒になってしまった。また、彼女は相手が誰であろうがすれ違うと立ち上がって「おつかれさまでした!」と全裸を隠そうともせずに言う。相手が三年であろうが一年であろうが、ちゃんと気をつけの姿勢で立って挨拶するのだった。廊下の端から端へと雑巾掛けする優香のお○んこはそこを通るすべての部員に見られたのだった。

「よし、終わった? じゃあもうその雑巾は使えないね」

 と言うと香織はゴミ箱に優香のブラとパンティーを捨ててしまった。

「あとあんたの練習着はなくならないようにきちんとこの部室で保管するから。もしなくなったら全裸で練習だよ。一着しかないから洗濯できないね。股のところもうちょっと臭くなっちゃってるけどね」

 それから香織は続けて

「じゃあ、うちらは先に帰るから…ま○こ丸出しのあんたみたいなのと一緒にいたらこっちが恥ずかしくなるからついて来んなよ」

 そう言って部員たちは部室の鍵を閉めて帰ってしまった。

 優香はその日ノーパンノーブラで帰宅しなければならなかった。あのちょっと体を折り曲げただけで中が見えてしまう股下10cmのスカートで。

「ねえ、ちょっとあの子ノーパンじゃない? あんな短いスカートはいてお尻が丸見えになってるわ」
「それにアソコも階段の下から丸見えよ」
「信じらんない!」
「見て欲しくてたまんないのかしらね」

 電車の中で優香は痴漢にあった。生のお尻を好き放題に触られて、しまいには大事な部分に指を突っ込まれた。車内にくちゅくちゅいうその音が響いていたが、誰も彼女を助けようとしなかった。

 男は優香の尻に精液をぶちまけて帰っていった。

 こうして優香の地獄の一日目が終わった。
  1. 2009/05/30(土) 11:49:52|
  2. 優香
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優香 第四章 4

 ランニングが済むと休む間もなく今度はグラウンドの隅で筋トレが始まる。グラウンドではサッカー部の男子が練習をしている。

「あれ、田辺さん?」

 と声を掛けてきたのはサッカー部のキャプテンの斎藤だった。優香と同じ中学の出身で、頭がよく、優香とは試験で常に学年トップの座を争った仲だった。また休み時間に互いにわからないところを教え合ったりもした。さらに斎藤はイケメン揃いのサッカー部の中でも断トツにかっこよかった。思いを寄せる女子は他校にも数多くいるほどだった。そして優香も以前からひそかに思いを寄せていた一人だった。クラスこそ違っても二人は同じ部活のキャプテン同士、よく電話などでお互いの苦労を語り合っていた。

「さ、斎藤くん…」

 優香は声を掛けたのが斎藤だと気付いて真っ赤になった。斎藤は不審そうに優香のぴちぴちの体操着姿、特に乳首の透けている胸を見た。

「ど、どうしたの?…そんな格好して?…胸が透け…」
「イヤッ!」

 と叫んで優香は思わず胸を隠した。するとすかさず監視役の由紀子がやってきて優香のお尻をパチンと叩いた。

「こら0年! 隠したら駄目だっていう規則だろうが」
「先輩すいません! で、でも…」

 と言って優香はなかなか胸から手を離そうとしなかった。その様子を見た由紀子は即座に優香の恋心を見抜いた。(はは~ん、そういうことね)

「あんた0年のくせにあたしに逆らったね。罰があるのわかってるんでしょうね?」
「はい、罰なら受けます…でも、ここじゃないところで…」

 すると何やら不穏な空気を察した斎藤が言った。

「何か邪魔しちゃ悪いから、俺、行くね?」
「ちょっと待って、斎藤くん。斎藤くんはここにいて…さあ、優香、これが罰よ、あんたの好きな斎藤くんが見ている目の前で罰を受けるのよ」
「イヤッ! それだけはイヤッ!」
「うるさいっ!」

 そう言って由紀子は優香の頬を思い切りビンタした。

「逆らったら香織を呼んでもっと恥ずかしい罰を受けてもらうよ。さあ、今すぐこの場に四つん這いになりなさい。斎藤くんの方にお尻を向けてね…」

 優香は顔を真っ赤にし、泣き顔になりながらグラウンドの土の上に四つん這いになった。思いを寄せる斎藤に向かって高々とむき出しの尻を突き出しながら。

「ほら、もっとお尻を高く上げて。斎藤くんによく見えるように」

 そう言うと由紀子は優香のブルマーの後ろを乱暴に引っ張って、さらに尻に食い込むようにした。一瞬、斎藤の目には優香の尻の開いた穴がはっきりと見えた。

「よし、そのままの姿勢を崩すんじゃないよ! 斎藤くんにあんたの今の状況をよく理解してもらうんだね。あんたみたいな最低な変態女と斎藤くんの立場の違いを」

 そして由紀子は斎藤が茫然として見ている前で、高々と持ち上げられた優香の尻を、手で何発も何発も叩き始めた。

「んッ…んッ…痛ぃ…もう許してください…」

 罰が終わる頃にはもう優香の尻は叩かれた跡で真っ赤になっていた。

「よし! 叩くのは終わり」

 そう言うと由紀子は続いて四つん這いになっている優香の背中に馬乗りになっった。

「ほら、歩くんだよ、斎藤くんの回りを、犬みたいにさ」

 と言って手で鞭のように優香の尻をパチンと叩いた。優香は背中に由紀子を乗せたまま、自分を見つめている斎藤の回りを何度も回った。

「よーし止まれ! よくできたから誉めてあげるよ」

 と言って背中に乗ったまま今度は優香の尻をいやらしく揉み出した。

「どう? 斎藤くん、いいお尻してるでしょ、斎藤くんも触ってみる?」
「イヤッ! やめてッ!」

パチンッ!

「うるさいよあんたに聞いてるんじゃないんだよ! 斎藤くんに聞いてるんだよ。ねえ、ほら、こんなに柔らかいお尻してるのよ?
こんなところにホクロまであって…あ、じゃあお尻の穴の方はどうかしらね?」

 そしてブルマーを横にずらして肛門が見えるようにした。優香は土の上に大粒の涙を流し始めた。

「あら、きれいな穴してるじゃない。まんまるな形して、まるで花みたい」

 そして両手を使って穴を目一杯広げて斎藤にもよく見えるようにした。

「ほら、斎藤くんよく見て。それで何か変なものがついてないか確認して」

 しかし斎藤は軽蔑の表情でじっと優香の尻を見下ろしたまま黙っているだけだった。

「そうか、そうだよね、斎藤くん優香のお尻になんか興味ないか…こんな変態女よりもっと真面目な子が好きなんだよね…」

 そして次には優香の顔を四つん這いのまま斎藤の方に向き直させた。もうその顔は涙でぐちゃぐゃになっていた。

「ほら、斎藤くんにちゃんとお礼言いなさい。斎藤くん私の汚いお尻を見てくださってありがとうございましたって」
「さ、斎藤くん…クスンッ…私の汚いお尻を見てくださってありがとうござ…ございました…」

 優香はもう泣きに泣いて自分でも何を言ってるのかわからなかった。

「泣いたふりしてるけどホントはこうして見てもらえて嬉しいんだろ?」
「いえ、違いま…」

パチンッ!

「はぃ、嬉しいです…」
「もっと別のところもホントは見てもらいたかったんだよな?」
「はぃ…」
「それでそこに斎藤くんの大事なものを入れて欲しかったんだろ?」
「はぃ…入れて欲しかったです」
「何を入れて欲しかったの?」
「斎藤の大事なもの…」
「斎藤くんの大事ななあに? ちゃんとはっきり言いなさい」
「斎藤くんの…おちんちん…」
「やめろッ!」

 とそのとき斎藤が怒鳴った。普段は温厚な斎藤の顔が、見たこともないような恐い表情をしている。

「二人とももうやめろ! こんなふうに俺をからかって何が楽しいんだ! 由紀子も由紀子だけど、田辺さんも田辺さんだぞ! こんなみっともないイタズラに付き合って…俺、田辺さんのこともっとちゃんとした子だと思って好きだったのに…もう見損なった!」

 と言うと斎藤は優香の顔を冷たく睨みつけて後ろを向くとそのままグラウンドの方へ去って行ってしまった。

「怒らせちゃったみたいね…でもよかったじゃない、嫌われて…0年に恋なんて必要ないんだよ。これで心おきなく部活に集中できるね」

 それから優香は練習を遅らせた罰として、一年生一人一人からお尻を叩かれることになった。赤く腫れ上がったお尻はもうほとんど何も感じないほどの状態になっていった。
  1. 2009/05/30(土) 10:10:21|
  2. 優香
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優香 第四章 3

 一年生の練習着も学校の体操着だったが、今年の新入生からブルマーが廃止されたので下は膝丈のハーフパンツだった。二年、三年の服装は自由だった。だからいま部活でブルマーをはいているのは優香ただ一人だった。それもただのブルマーじゃない、両端をハイレグに引っ張り上げ、お尻のTバック状に丸出しになったブルマーを。

 だからそんな格好で校外をランニングするとたちまち人々の注目を浴びた。そして最初のうちは学校の生徒たちばかりの道は駅へ近づくにつれて不特定多数の人間で多くなる。

 あるとき他の学校の女子高生二人が列の先頭を走る優香を見て噂した。

「ねえ、ちょっとあれ見て。お尻まる見えじゃない?」
「ただでさえ時代遅れのブルマーで恥ずかしいのにね」
「胸もすごい揺れてるし。あれきっとブラジャーつけてないのよ」
「乳首のピンク色が透け透けになってるわ」
「あんな格好で走って恥ずかしくないのかしら」
「0年田辺優香だって、じゃあ中学生かしらね」

 すれ違うすべての人が驚いて優香の方を見た。優香がちょっとでも恥ずかしがったりすると監視役の三年の由紀子が容赦なく尻を叩いた。

「こら0年、恥ずかしがるんじゃない!」
「ハイッ、先輩、すいませんでした」

 以前はキャプテンとして、また友達として自分を慕っていた由紀子に優香は敬語で話さなければならなかった。

「おい、叩いてもらったお礼は!」
「ハイッ、先輩、お尻を叩いていただいてありがとうございました」

「ねえあの子お尻叩かれたわよ」
「やっぱ名門テニス部は違うわね」
「それに叩かれた後でありがとうございましただって。しかもあんな大声で」

 自分と同世代の学生に笑われて優香は恥ずかしくてお尻まで真っ赤になった。
  1. 2009/05/30(土) 10:08:36|
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優香 第四章 2

 翌日から地獄の日々が始まった。部活での0年生という日々が。

 いつもは長く感じられる授業もあっという間に終わってしまった。

 放課後になり、掃除が終わると、優香は部室へ行く前にポケットから紙を取り出して見た。

 それには何十項目にも及ぶ『0年心得え』が書かれてあった。練習の服装、先輩に対する口の聞き方、挨拶の仕方、果ては着替えの仕方にいたるまで、事細かに書いてあるのだった。優香は今朝香織からそれを渡された。そして放課後部活の時間になるまでにすべて覚えておかなければならなかった。一つでも間違えると容赦なく罰せられる。

 優香は最後にもう一度確認すると紙をポケットに戻して部室に向かった。

 二階のバスケ部とバレー部の間にテニス部の部室はあった。だから部室の前の廊下を知り合いや他の部の下級生たちがたくさん通った。優香はたどり着くと、ドアの前に立ち、ノックして叫んだ。

「0年田辺優香です。着替えをしに来ました」

 事情を知らない他の部の部員たちはびっくりして優香の方を見た。

 部室のドアが開けられると、優香は鞄を部屋の中にいる一年生に渡した。

「お願いします!」

 とまたドアが閉じられた。すると優香は部室の前の廊下で制服を脱ぎ出した。男子の部室は一つ上の階であるとはいえ、廊下には他の部の女子たちがひっきりなしに現れる。

「やだ、ちょっと優香ちゃん、何してるの!」

 とそのとき知り合いのバレー部の女子が通って声を掛けた。

「テニス部0年、田辺優香です!」

 そう言わなければならなかったのだ。そして優香は服をどんどん脱いでいく。まずセーラー服の上を、次にスカートを、そしてブラジャー、パンツ、靴下に上履きを… つまり優香は人の通る廊下で全裸にならなければならなかったのだ。その側をバスケ部の一年生たちが通り過ぎた。

「ねえあの人たしかテニス部のキャプテンだったよね?」
「うん…でも何で廊下で裸になってるの?」
「さっき何か0年とか言ってなかった?」
「恥ずかしくないのかなぁ」

 優香はそんな周囲の好奇の視線に真っ赤になりながら、全裸のまま、廊下に正座して脱いだ制服と下着を畳んでいった。

 そして畳み終えるとまたドアの前に立って叫んだ。

「テニス部0年田辺優香です。服を脱いで全裸になりました」

 その声は廊下の一番奥まで響き渡った。一番奥の女子陸上部の部室からそのとき何人か顔を出したほどだった。

「ねえねえみんな来てごらん。ホントに全裸になってるよ」
「うわっ、ホントだ。信じらんない!」

 優香が叫ぶと、再び部室のドアが開かれ、中から手が伸びてきて優香の脱いだすべての服を受け取った。

「ありがとうございます!」

 すると中から体操着とブルマーが飛んできた。それはこの前体育の時間に優香が着た異常にサイズの小さい体操服とブルマーで、見ると体操服の胸の『田辺』という文字の両脇にマジックで文字が付け足され、読むと『0年 田辺 優香』となっていた。それが優香の練習着と定められたのだった。

 ノーパンノーブラの上に着るとはち切れんばかりに伸びたシャツの胸に乳首の形がはっきりと浮き出て微かにピンク色に透けて見えた。シャツの裾を入れるためブルマーはTバック状に大きく引き上げられ、優香の真っ白なお尻のほとんどをさらけ出していた。下着をはいていない股間は食い込んでスジができ、アソコの位置が一目でわかるようになっていた。

「テニス部0年田辺優香です。着替え終わりました」
 すると中から新キャプテンの香織の声が聞こえた。

「それじゃ一年生と0年は駅までの道をランニング!」

「ハイッ!」

 と言う中の一年生たちと廊下の優香の声がして、部室から出て来る一年生たちの後ろに付いて、優香は廊下を駆けていった。
  1. 2009/05/30(土) 07:26:28|
  2. 優香
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優香 第四章 1

 この日からもう学校の中に優香の味方は一人もいなくなった。翌朝、教室に入っておそるおそる香織に挨拶すると、香織はちらと冷たい視線で睨み付けただけで、無視して新たに加わった女子のグループの方へ行ってしまった。

 もう誰も優香に話し掛けようとしなかった。昨日の非常階段でのことは、しかしまだ伝わっていないらしかった。それは香織が固く口止めして、あの二人の男子に、ばらしたらあんたたちがオナニーしてたことを言うよと脅したからだった。

 しかし香織が口止めしたのは優香を守ろうとしてではなかった。裏切られた友情は、以前の絆が強かったぶん、いまやそれと同じ強さの憎しみに変わったのだった。

 昼休み、優香が教室の隅で一人で弁当を食べていると、そこへ香織がやってきて言った。

「今日、放課後部室で緊急ミーティングがあるから、絶対に来るんだよ」
「うん、必ず行く…でもなに、こんな時期に。試合はまだだいぶ先だし、合宿だって…」

 しかし香織は何も答えず無視して向こうへ行ってしまった。

――――――――――――――――――――――――

 放課後、女子テニス部の部室には、緊急ミーティングのために一年から三年まですべての部員が集められた。しかしそのうちの誰一人として、何が行われるかを知っている者はいなかった。

 やがてキャプテンの優香を含めた部員全員が集まると、副キャプテンの香織が前に出て、口を開いた。

「今日集まってもらったのは緊急にみんなで話し合わなければならないことがあるからです。というのも、それは、最近の我が部のキャプテンの振る舞い、および生活態度について議論すべきだと思うからです」

 香織はそう言うと優香の顔を睨み付けた。

「みんなも知っている通り、ここ数日の彼女の態度はひどいものです。何日も無断で練習をさぼり、そのくせ理由を説明しもしません。また、恥ずかしげもなく下着が見えるほどの短いスカートをはいてきて、クラスの、いや学校中の男子を汚らわしく誘惑しています。下着を見られて恥ずかしがるどころか、かえってそれを喜んでいるしまつなんです。こんな人が私たちのキャプテンでいいのでしょうか? こんな恥知らずな女がキャプテンだなんて他の学校に知れたら、部の名誉と伝統は丸潰れ、部員の私たちまで同類扱いされてしまうでしょう…」

 香織はここで一息つき、優香の方を見た。優香は部員の視線をさけるように顔を伏せていた。

 それを見た香織はにやっと笑った。そして再び口を開いた。

「よって私はここで提案します。田辺さんのキャプテン退任を。また、部の名誉と評判を著しく傷つけた罰として、今後彼女に新入部員以下として、0からやり直してもらうことを」

 香織の思いがけない提案に、部員たちはしばらくのあいだ黙って何とも答えなかった。が、やがて三年女子の一人が言った。

「賛成です。たしかにここ最近のキャプテンの態度は目に余るものがあります」

 すると続いて別の三年部員が言った。

「私も賛成です。こんな人がキャプテンだなんて、私恥ずかしくて耐えられません」

 そして次々に他の三年部員たちが賛成の意を表わすと、やがてこれまで遠慮して黙っていた下級生までが賛成の声を上げだした。

「賛成です。だって最近うちの部のことクラスの男子が、変態テニス部って呼んでるんですよ」
「こんなパンツ丸出しの恥さらしなキャプテンの命令なんて聞けません」
「一年生だってこんな人と一緒にされたらかわいそうだから、副キャプテンの言うように一年生以下としての活動でいいと思います」

 その後も活発な議論が交わされた。最近の優香の練習態度やさぼり癖について。また特に彼女の服装、今もパンツ丸出しで座っている、その男に媚びるような短いスカートについて。優香はそれらをうつむいて聞きながら、部員たちの軽蔑の視線が絶えず自分に向けられるのを感じた。

 やがて結論が出た。満場一致の多数決で、優香のキャプテンの地位剥奪、および部員に迷惑をかけた償いとして、明日から部活中は0年生として活動することに決定した。

「では最後に、優香、挨拶しなさい。それからみんなに迷惑かけたことのお詫びを」

 香織は優香を部員たちの前に立たせ、用意してきた紙を渡した。

「さあ、これを読むのよ」
「え?」
「ほら早く! でないと昨日のことみんなにばらすよ」

 優香の顔が真っ青になった。唇がぶるぶる震えていた。が、香織に尻をつねられて、とうとう口を開いた。

「みなさん、私、田辺優香は、部のキャプテンであるにもかかわらず、練習を無断で何度も休み、また、下着丸出しの短いスカートをはいて町中にパンツを見せびらかし、恥ずかしげもなく快感に浸って、伝統ある女子テニス部の名誉と評判を著しく損ねてしまいました。よって、キャプテンを退任いたします。また、部およびみなさんの名誉を損ねてしまった償いとして、今後私は0年生として活動し、名誉の回復に努めてまいりますので、みなさんの厳しいご指導をお願いいたします。三年の先輩方の言うことはもちろん、二年、一年の先輩方の命令にもどんなことでも喜んで従います。みなさん、今まで生意気に命令や説教などしてすいませんでした。明日からはみなさんの指導のもと、部員として認められるよう努力していきます」

 その最後の方はもう涙で震え声になっていた。

 そして優香は香織にうながされ、部員全員に向かって土下座した。

 土下座をした優香のずり上がったスカートを、香織は腰までめくって、さらに突き出したお尻から白いパンティーを下ろして尻丸出しの状態にした。

 そして次に逆向きに部員たちにお尻を向けて土下座させ、これからの決意表明とばかり、そのむき出しの優香の尻を手で思い切り叩いた。

「痛い! お願い、香織…許して」

 ぴしゃ!

「先輩のあたしになにタメ口使ってんのよ。全然反省してないようね。厳しく教育してあげるから、覚悟しなさい」

 後輩へのしつけと称してそれから香織はまた何発も優香の尻を叩き続けた。

「ごめんなさい、香織、許してください」
「香織、じゃないだろ!」
「許してください、香織…先輩」

 優香はもうまるで子供のように泣きわめいて謝り続けた。

 それでこの日のミーティングは解散となった。
  1. 2009/05/30(土) 04:16:35|
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優香 第三章 5

 先程から一階下の曲がり角から優香の行動を観察し続けていた三人は、優香が階段の手摺りに跨がったとき、一様に言葉を失った。てっきりそこから飛び降りるんじゃないかと思ったのだった。が、それからすぐ、そうじゃないということに気付くと、今度はまったく別の意味で言葉を失った。

 頭をむこう向きにして、上半身を低く曲げて手摺りに跨がっている優香の尻は、三人の位置からだとはっきり見えた。いわば股間で手摺りを挟んで四つん這いをしている体勢なので、大きく開かれたお尻の穴や、手摺りとアソコの密着部分も細かいところまで見えるのだった。そしてそのはっきり見える優香のアソコが、あるときゆっくり動き始めたのだった。前後左右に、金属の棒に自分の性器をこすりつけて、それは明らかにオナニーをしている光景だった。

「おい、とうとうオナニー始めちゃったぞ」
「これが目的だったのか」「ほら手摺りがだんだんと濡れていくぞ」
「お○んこはもうぐちょぐちょだ」

 そう言う二人もそれを見ながらズボンの中でいつしか手を動かし始めていた。

 優香は最初はおそるおそる、ゆっくり腰を動かしていただけだったが、それでは少しも濡れないのと、あと自分で意識はしなかったが徐々に気持ちよくなってきたため、次第に激しく腰を動かし始めた。今年で18才になるがまだ処女の、実はまだオナニーさえしたことのない、それは優香にとって初めての快感だった。

「あ、うぅん…あ」

 優香は次第に理性を失って、性器の快感の命ずるがままに腰を動かしていった。慣れない感触に優香のアソコはすぐに敏感に反応し、やがてびっしょりと手摺りから滴り落ちるほどの汁が溢れ出すのだった。しかもまたそこの手摺りには、あらかじめ媚薬が塗り付けられていて、それがさらに優香のうぶなお○んこを刺激したという具合だった。

 こうしてもう我を忘れて自慰に耽り、やがて絶頂に達して気を失いそうになったそのとき、地面に置いた携帯が震えてメールが来た。

「お楽しみ中のところ悪いんだけど、一つ忘れてたことがあった。もうこんな時間で、今から部活には行けないだろうから、誰か友達に電話しとかないといけないよ。もちろんオナニーしたままでね。少しでも休んだら人を呼ぶからね」

(あ、ぁん…電話?…友達?…)

 優香はもう冷静に考える力を失っていた。だからメールを読むと、腰をいっそう激しく揺り動かしながら、ただちに香織の携帯へ電話をした。

 その優香のこれまでの様子をずっと下から睨むように見ていた香織だったが、そのときポケットの中で自分の携帯が震え出したので我に返った。見るとそれは優香からだった。いま自分の目の前で恥ずかしげもなく階段の手摺りに股間をこすりつけている、昔の親友の優香からだった。

「もしもし…」

 香織は場所を移しもせず、冷たい口調で言った。快感に没頭していた優香は下から聞こえてくる香織の生の声に気付かなかった。二人の男子は相変わらず自分たちの快感に没頭していたので香織が電話しだしてももうお構いなしといった様子だった。

「か、香織ぃ?…んんぅ…あのね、あたし、いま急に体の調子がおかしくなっちゃって…あ、ぁん…だから、今日は部活には行けないや、ごめんね…ぁ、んんぅ」

 香織はこれまで何とか我慢して自分を抑えていたのだったが、このとき、この優香の言葉を聞いてついに怒りが爆発した。電話を繋いだ状態にしたまま、コツコツと階段を上っていき、優香が全裸で手摺りに跨がって腰を振り動かし続けている前まで来て止まった。

 優香は目の前に立つ香織の姿を、一瞬信じられなかったようだった。けれども、やがて本当に香織がいるのだと気付くと、もう完全に取り乱した声で言った。

「香織…違うの、これは…」

 しかしそう言っている間も、止めてはならないという命令なので腰を動かし続けていた。

 香織はもう動物を見るような、軽蔑しきった目でしか優香のことを見なかった。

 手摺りからまた新たなしずくが地面に滴った。

「最ッ低!」

 香織は電話越しにそう言い、電話を切ると、そのまま走って階段を降りていってしまった。

 下にいた二人の男子も、優香に気付かれたと見るや走ってどこかへ消えてしまった。

 命令終了のメールがあったのはそのすぐ後のことだった。実験室に戻って服を着た優香は、しばらくの間、床に泣き崩れて立ち上がれなかった。
  1. 2009/05/29(金) 08:55:23|
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優香 第三章 4

 石造りの螺旋階段。外側に高さ1メートルほどの囲いがあるとはいえ、囲いの上からは周囲がはっきり見渡せた。校門、グラウンド、プール、テニスコート… 校門はまだたくさんの生徒達が下校中だし、テニスコートでは仲間の部員達がもう練習を始めていた。

 優香は、低く身を屈めて囲いの内に隠れながらゆっくり階段を上っていった。

「田辺のやつ、全裸で階段なんか上って…次は何をするつもりだろう?」

 三人のクラスメートも階段に出て優香の後を追っていたのだった。

「さあ、俺には見当もつかない」
「おい見ろよ、ここからだとお○んこまる見えだぞ」「ホントだ、田辺優香のお○んこだ…」

 香織もそれを見ていた。というより、階段を上へ行く優香を追う関係上、嫌でも目にしてしまうのだった。低く身を屈めながら優香は上っているので、自然お尻は突き出され、開かれた二つの穴が下から丸見えになっているのだった。

(最低、最低、最低…)

 と香織は心の中でさっきからその言葉ばかりを繰り返していた。

 やがて一番上へ着いた。優香は身を屈めたままの姿勢でメールを待った。

「着いたね。では今からその階段の手摺りに跨がるんだ。もちろん外側のね」

(いやっ! それだけは絶対にいやっ!)

 優香がそう思うのも当然だろう。いくら高くて目立たない階段の最上階といえ、見ようと思えば下からはっきり見上げられるところなのだから。

 さすがの優香もこれだけは無理だった。泣き顔になりながら、じっと階段に立ち止まったままだった。

 するとすかさずメールが来た。

「もたもたしてると人を呼んじゃうよ。階段に不審人物がいるって」

 その瞬間、優香の心の中で何かが崩れ去った。もうよく物を考えられなくなっていた。彼女はまるで操り人形のようだった。

 階段の丸い銀の手摺りを掴むと、優香は片足を大きく上げて跨がった。金属性の細い手摺りが優香のアソコに冷たく食い込んだ。下を見下ろすと制服や運動着姿の生徒たちがはっきり見えた。顔を上げる者はまだ誰もいなかったが、もうすでに誰かから見られているかもしれないと思うと気が気ではなかった。

 優香は手摺りに股間を食い込ませて跨がったまま次のメールを読んだ。

「うわぁ、ホントにやったんだ。もうこうなると言い逃れできないね。お前が露出狂だってことに。ここからよーく見えるよ。お○んこ食い込ませて悶えてるお前の姿が。」

 優香は一瞬どきっとして辺りを見回したが、それらしい人物は見分けられなかった。だから諦めて続きを読んだ。

「そしたら、もうこれで最後。後は簡単だ。そのまま腰を動かしてオナニーするんだ。前後左右にお○んこをこすりつけて、手摺りをびょびょに濡らすんだ。終了のメールがあるまで続けるんだよ。ごまかしたりしたらいつまで経っても終わらないからな」

 優香は携帯を閉じると地面に置いた。そして手摺りに跨がったままの姿勢で、しばらくのあいだ声を立てずに泣いていた。
  1. 2009/05/29(金) 07:05:58|
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