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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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優香 第六章 8

 悪夢のような一週間の合宿もようやく終わりを迎えた。帰りのバスの中で優香は、これで裸の生活から解放されるのだとほっとした気分になった。もう服の感触を忘れかけてしまっている。自分は奴隷なのだと当然のことのように受け入れ始めてしまっている。そんな奇妙な感覚から、やっと解放されるのだ。

 道が混んでいたので、バスが学校に着いたのは夜だった。ありがたいことにもう部活中の生徒は誰も残っていなかった。バスを降りると、そこで解散となり、疲れ切った部員たちは重い荷物を担いでぞろぞろと帰っていく。

「じゃあ、あたしたちも帰ろうか!」と香織が由紀子に言った。「やっと家に帰れる~!」
「ちょっと待ってください!」そこを優香が呼び止めた。
「なに、あんたまだいたの? さったと家に帰りな」
「あの……服を、服をください!」
「服? 別にもうあんたに服なんて必要ないでしょ? 一週間ずっと裸でいたんだから」
「お願いです服をください! ここは向こうと違って人がたくさんいるんです! 何でもいいです! あの、いつもの体操服で構いませんので」
「体操服? あああのピチピチのシャツにハイレグのブルマー?」
「そうです部室にあれを取りに行かせてください!」
「あんたそんなにあれが気に入ってたの? あの乳首スケスケの、お尻丸出しの体操服が」

 優香は否定しては行かせてもらえないと思った。

「はい、ぜひあれを着たいです!」
「ハハハッ! あんたホントに変態ね。あんないやらしい格好をしたいだなんて……いいわ、あたしも鬼じゃないから。部室の鍵渡すから勝手に取りに行って。ゴミ箱の中に入ってると思うから」
「あ、ありがとうございます……」

 優香は裸のまま急いで部室に行き、ゴミ箱の中から、薄汚れたシャツとブルマーを取り出した。着るとそれは、相変わらず乳首の透けて見える、お尻の大部分がはみ出してしまう、恥ずかしい格好だったが、優香にとっては丸一週間ぶりに着る、とにかくも衣服だった。

 優香は久しぶりに着た衣服に心も軽く、駅へ向かい電車に乗ったが、乗客のいやらしい視線が自分に向けられているのに気付いて、恥ずかしさをあらたにした。

(そうだ、裸よりマシとはいえ、お尻丸出しなんだ……それに乳首も……いやっ!)

 さっそくお尻を触ってくる者がいた。そして股間を、筋に沿って撫でつける指。

「お嬢ちゃんいいお尻してるね。バレー部かな。それにあそこも……お! 濡れてきたみたいだよ」

 家に帰るとドアに鍵が掛かっていた。チャイムを押すと母親が出た。

「おかえり、遅かったね……」母親は優香の卑猥な服装を見た。「何あんた、そんな格好で帰ってきたの?」
「うん、他全部洗っちゃったから……それにこっちは暑いしね」
「暑いったってあんた……そんな……」母親は娘の透けた乳首、丸出しのお尻を不審そうに眺めた。「ちょっと露出が多過ぎやしないかい?」
「そう……? だって学校の指定の体操服だよ。これで毎日体育やってるんだから、全然いやらしいことなんてないでしょ?」
「まあそうだけど……」
「疲れちゃった……お風呂入ってくる」

 そう言って優香は家の中に入った。

(これでやっと……)風呂から出てジャージに着替えながら優香は思った。(合宿が終わったわ)
  1. 2009/08/27(木) 12:27:26|
  2. 優香
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優香 第六章 7

 こんな調子で地獄の合宿は続いたのだった。部員にはこき使われ、年下の中学生には馬鹿にされ、軽蔑されて、ずっと全裸で、一瞬たりとも胸や性器を隠すことを許されず、女としての意識、優等生としてのプライドをめちゃくちゃにされたのだった。

 四日目の夜、優香が廊下で寝ていると、突然、部屋から三年生たちが出てきて彼女を起こした。

「優香、喉乾いたからコンビニ行ってジュース買ってきてくれない?」

 優香は一瞬で目が覚めた。

「コンビニ……?」
「そう、ここから五分ほど歩いたところにコンビニがあるから」
「もちろん、服は着ていいんですよね?」
「服? あんた服なんて何も持ってきてないじゃない!」
「ということは……」
「もちろんそのままの格好でよ」

 優香は途端に青ざめた。

「無理です! 絶対に無理です!」
「大丈夫よ、深夜だから誰もいないから」
「誰もいないって、コンビニの店員さんが……」
「うっせーなぁ。あたしが行けって言ったら行くんだよ。もし断ったら、ナイフであんたの処女奪うからね」
「それはいやっ!」
「じゃあ行きなよ。ほら、お金。今から30分以内に買って来なかったら、処女喪失だからね!」

 優香はお金を受け取った。そして恐る恐る歩き出すと、玄関の方へ向かった。

「ホントに行くみたいだよ」
「静かに! 気付かれないように付けていくんだよ」
「大丈夫? 捕まらない?」
「平気だよ。捕まったってあたしたちに罪はないさ。あいつが露出狂だっていう証拠は山ほどあるんだから」
「あ、玄関を出たよ!」
「ちゃんと撮るんだよ。ビデオのスイッチ入ってる?」
「うん」

 優香は香織たちにつけられているともしらず、そっと足音を殺して、玄関の扉を開けて外に出た。外は思いのほか明るかった。月が輝き、防犯用の街灯がいくつも道を照らしていた。人や自動車は通っていなかったが、もし一人でも現れたら一巻の終わりだ。全裸で町を徘徊する変態女として通報されでもしたら……

 コンビニまでの長い一本道。優香は逃げる場所もなく、裸を隠す布きれ一枚なく、丸出しの胸を揺らし、毛のないむき出しの性器を夜風に晒して、一歩一歩、堕落への道を突き進んでいく。

 どうにか誰とも出会わずに済んだ。コンビニの明るい光のところまでたどり着いた。

 しかし、中に入るのは躊躇われた。優香はいったん物影に隠れて、コンビニの中を覗いた。

 若い男の店員が一人いた。運動部系の、爽やかな感じのたぶん大学生。客は誰もいなかったが、優香は、このイケメン店員の顔を一目見て恥ずかしくなった。

(やだ、あんなカッコイイ人の前に行くなんて……)

 しかし時間が段々と過ぎていく。優香は何度もためらってから、やっと決心した。

(お願い! 私を見ないで!)

 しかしそれは無理な願いだった。深夜の田舎のコンビニに突然、若い女が全裸で入ってきたのだから。

「いらっしゃ……」

 店員は驚いて目を丸くした。

 優香は黙ってカゴをつかむと、奥のジュースの棚へ急いで向かった。棚のガラスに優香は裸の自分が映っているのを見た。大きなおっぱい。ピンクの乳首。毛のない、丸見えの女性器。店員の視線が屈んだお尻に向けられている。

(これと、これと……ええっと、ない!)

 優香は混乱して頼まれた品を探すのにもたついた。

 と、そこへ一組のカップルがコンビニの中へ入ってきた。

「ねえ、見てよあれ」二十歳前後の大学生風の女が言った。
「おお! すげえ裸じゃん!」と茶髪の彼氏が叫んだ。

 二人はまっすぐ優香のいる奥のガラス棚の方へ向かってきた。

「どれにしようかな?」彼氏はジュースを選ぶふりをしながら、あからさまに優香の方をじろじろ見ていた。彼女の方は、彼氏のそんな様子に嫉妬して、優香の体を爪先から頭まで、細い目で軽蔑するように睨みつけていた。チッと舌打ち。

「バッカじゃない!?」
「どうもすみません……」
「警察呼ぶわよ?」
「お願いです! それだけは勘弁してください!」
「じゃあ隠さないで見せろよ。見てもらいたくてきたんだろ!」

 優香はカゴを置いて気をつけをした。

「ふ~ん」と女は吟味するように優香の胸と股間を眺めた。
「すげえ! ピチピチしてる! 高校生か?」

 優香は男の食い入るような視線に思わず手で胸と股間を隠した。

「隠すな!」女が言った。「通報するよ」

 優香は再び全裸を晒した。顔は半泣きになっている。

「きれいなおっぱいしてるねえ!」と言って突然女は優香の胸を揉み始めた。「乳首の先まで日焼けして……いつもこんなふうに裸で歩き回ってるんでしょう?」
「……」優香は黙って女に胸を揉まれる屈辱に耐えていた。
「それに下の方……プッ!……笑っちゃうね。きれいに毛なんか剃っちゃって。見てよほら、丸出しじゃない!」

 と言うと女は二本の指で、丸出しの優香のあそこを開いてみせた。

「すげえ! ま○この端まで日焼けしてるぞ!」

 男はしゃがみ込んで優香の股間を覗き見だした。

「いやっ! 恥ずかしい……見ないで!」
「なに自分からこんな格好で来ておいて見ないでなんて言ってんのよ! ほら、もっと足開きな! 見てほしいんだろ!」

 優香は女がいいというまで、つまり一メートル以上足を開いた。

「おお! 奥まで見えるぞ!」
「どう? 見られて嬉しいでしょ?」

 優香は自分が防犯カメラの真正面に立っているのに気がついた。

(もうやだ! 私の裸が見られてる……)

 女は足を開かせたまま、再び胸に戻ると、今度は乳首を指でつまんだり引っ張ったりし始めた。

 そして最後に、長い爪で思い切り胸をワシ掴みにすると、爪を立てていきなり全体を引っ張った。

「キャー! 痛い!」
「うぜえんだよ! この変態女!」

 と言うと棚からペットボトルを取ってレジに向かった。男も、ジュースを取って行こうとしたが、彼女の見ていない隙に優香の胸を揉み、さらに乳首をくわえて舌で愛撫した。

「ちょっとあんた! 何してんの!」

 と言う女の声でやっと男はレジに向かった。

「おいしかったよ、君のおっぱい」こう優香の耳に囁いた。

 そして二人は出て行った。

 優香は泣きながら急いでジュースをカゴに入れ、一部始終を見ていたあの若い店員の待つレジに向かった。

「最低の女だな」

 会計を終えて出て行こうとする優香の背中に、男の声が呟いた。

 優香は行きと同じく、真夜中の道を生まれたままの姿で歩いて行った。

 合宿所の玄関では、先回りして戻っていた香織たちがカメラを構えて待っていた。

「おかえり! よかったね、乳首しゃぶってもらえて!」
「え! 見てたの?」
「そうよ最初から全部ね。ビデオにも撮ったから、後で見せてあげようか?」

 優香はまた一つ自分が低いところに堕ちてしまったと感じたのだった。
  1. 2009/08/27(木) 12:26:36|
  2. 優香
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優香 第六章 6

 食後、部員たちは風呂に入る。この時ばかりは優香もみなと同じように入浴することを許された。ただ、一つだけみんなと違うことは、部員のみんなは風呂から出ると体を拭いて服を着るのに対して、優香だけは体を拭いたあと裸のまま、そのまま廊下に出ていかなければならないことだった。全員が裸の風呂場では、自分の裸がこの日始めて恥ずかしくないものに思えたが、風呂から上がり、皆が服を着るのに自分だけが全裸のままなのを意識すると、前よりいっそうの恥ずかしさに襲われるのだった。

(こんな恥ずかしい姿でよくバスに乗ってこんな遠くまで来れたものだわ!)

 優香は着衣の部員たちの後から廊下を進みながら、自分の置かれた立場の惨めさ、つらさをあらたに感じるのだった。

 入浴を終えると部員はもう何もすることはない。後はしばらく部屋でくつろいで寝るだけだ。部屋は学年ごとに一部屋ずつ大部屋が割り当てられていて、みなで枕を並べて青春の甘い思い出を作るのだ。しかし0年の優香には部屋はなかった。部屋の前の廊下が彼女の合宿中の寝床だった。与えられた寝具は余った枕だけだった。だから優香は夜になっても自分の裸を隠すことができないまま眠るのだった。

「こんなところで寝てたらレイプされちゃうよ!」
「あ、でもこんなブス誰も相手にしないか」

 中学生たちは笑いながら優香の脇を通り抜けるのだった。

 部屋の中からは遅くまで3年生たちの楽しげな話し声が聞こえてくる。

「へえ、優香って斉藤くんのことが好きなんだ!」
「斉藤くんって、あのサッカー部のキャプテンの?」
「同じ中学だったんだって。前は斉藤くんの方も気があったみたいだよ」
「でも優香の変態ぶりに愛想つかして、今では大嫌いになったらしいわよ」

 彼女たちは外で優香が聞いているのを知っていてこんな話をでっちあげるのだった。

「あたしこの前斉藤くんが『優香とやりたい』って言ってるのを聞いちゃった。『言えば簡単にやらしてくれるだろう、あのヤリマンは』だってさ」
「優香ならきっとやらせるだろうね。あのつるつるのお○んこ突き出して『お願い、斉藤くん、入れて!』って」
「今度試しにやらせてみようかしらね。斉藤くんを誘惑するように、優香に命令するってのはどう?」
「いいね、それ。優香も好きな人に処女を捧げられて幸せでしょう」
「それとも体育の田崎を誘惑させる?」
「ハハハッ! それもいいわね。田崎は優香のことが大好きみたいだから絶対やるわ!」
「初体験の相手があんなキモいオヤジだなんて、超ウケル!」

 優香は固い廊下に裸で寝そべり、かつて仲良しだったチームメイトたちの悪口を、涙を流しながら聞いていた。そして斉藤が言ったという自分に対する発言に、激しく胸を傷めていた。

(ヤリマンだなんて……斉藤くんが……私のことを……)

 優香はかなり疲れていたにもかかわらず、廊下の固さと込み上げる哀しみのせいで遅くまで眠れないでいた。斉藤の顔が頭から離れなかった。そして自分の股間がいつの間にかしっとり濡れているのに気付いてびっくりした。

(やだ……あたしったら……そんなの絶対にイケないことだわ!)

 そして優香は暗闇の中で独り顔を赤くするのだった。
  1. 2009/08/27(木) 12:25:06|
  2. 優香
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優香 第六章 5

 練習が終わっても優香には休む暇は与えられなかった。汚れた部員の練習着や下着を洗濯しなければならなかったからだ(その中に自分の衣服は下着一枚すらなかった)優香は羨望と屈辱の思いを込めて、自分には着ることのできない、Tシャツやスコートやブラやパンツを、裸で一枚一枚干していくのだった。

 夕食はバイキング形式だった。優香は席につくことを許されず、給士役を勤めねばならなかった。全裸姿で食堂の真ん中に立っていて、部員の注文を即座に実行する。

「優香、チャーハン取ってきて!」
「はいっ!」
「優香、ジュースおかわり!」
「はいっ!」
「違げえよ、オレンジジュースだよ! 使えねえな、このクソ犬が!」

 と言うとそのジュースを優香の顔面に浴びせ掛ける。

「す、すいません!」
「早く持ってこい! 犬!」

 そんな優香の奴隷のような給士ぶりを、同じく食堂で食事中の女子中学生たちは、軽蔑するように、冷たく睨みつけていた。

「あっ!」と、あるとき盆を持った優香が中学生のテーブルの脇を通ると、突然足を掛けられ、優香は盆ごと床にひっくり返ってしまった。

「あら、ごめんなさい」足を掛けた中学生がそっけなく言う。

 優香は散らばった皿を片付けると、立ち上がってその中学生を睨みつけた。

「なによ?」

 とそのとき隣のテーブルから香織が怒鳴りつけた。

「こら、あんた何てことしてくれてんの! お嬢さまたちの目の前で。服よごれなかった? 大丈夫? 優香! ほら、土下座して謝りなさい!」
「でもこの子が足を……」
「うるさい! 注意してなかったあんたが悪いのよ! 謝らなかったら、食事抜きよ!」

 優香はしぶしぶ汚れた床の上に正座した。

「どうも……すみませんでした……」
「大事な靴が汚れちゃったじゃない! どうしてくれんのよ!」
「すみません……」
「すみませんじゃなくて、どうしてくれんのって言ってるの!」
「後で私が洗っておきます……」
「あとじゃ遅いわ。いますぐよ! 今ここで、舐めなさい!」

 優香の顔がひきつった。

「それだけはできません!」

 聞いていた香織が再び叫んだ。

「やりなさい、優香! ちゃんと汚れが取れるまで舐めるのよ!」
「いやです! できません!」

 優香は泣き顔になっていた。

「やりなさい! やらないとナイフあそこにぶち込むよ!」

 香織の右手のナイフが光った。その顔は真剣だった。優香はがっくりうなだれて、やがて、正座のまま女子中学生の靴の爪先を舐め始めた。

「やだ! この人ホントに舐めたわ!」
「汚ったな~い! 最低ね」
「プライドってもんがないのかしらね」
「ほら、この裏もよ!」

 優香は涙で顔をくしゃくしゃにして、中学生の、別に汚れてもいない靴を精一杯舐めた。そしてその間、食事を終えた別の中学生が優香の突き出されたお尻をいやらしく撫で回していた。

「よかっね。ナイフぶち込まれなくて済んで」

 そして指で優香のむき出しのお○んこを、ぺちゃぺちゃくちゅくちゅいじり始めた。優香は痺れるような苦痛を感じて、思わず声を漏らしてしまった。

「ん、んぅ……」
「こら何サボってんだよ! 早く続けなさい!」
「あ、ぁん……」

 優香は自分の卑猥なあえぎ声に耳まで顔を赤くした。けれども女子中学生の意地悪な指責めに、声が勝手に漏れ出てしまうのだった。自ら軽蔑に値すると思えるような、卑猥な、恥知らずの喘ぎ声を……

「やだ~、声だしちゃってるよ!」
「ホントどうしようもない変態ね!」
「ねえ、何か変な液体でてない!?」
「やだ、出てる! ほら、ねばねばする!」
「きゃー、汚い!」
「違いま……あ、ぁん……何も出てな……ん、んぅ……いです……」
「こっち見ないで! ケダモノ!」

 こうして優香は最低の女として、股間からだらだらよだれを垂らし、中学生の靴を舐めながら、屈辱の涙と快感の声にぐちゃぐゃにまみれて、彼女のプライドは崩壊していくのだった。

 やがて女子中学生たちは満足したのか飽きてきたのか、泣きながら土下座をする優香を後に残して食堂を出ていった。

 やがて泣き終えた優香の足元の床に、香織が盆を置いた。それはみんなの食べ残しをかき集めたものだった。箸やフォークがないのは忘れているというわけではなかった。

「たんとお食べ! 食べ物を粗末にしてはいけないよ。あと、食べるときは四つん這いになって、犬みたいにするんだよ! 手を使ったら承知しないよ!」

 優香はみながテーブルに座って眺めているなか、汚い床に四つん這いになり、ぐちゃぐちゃのお尻を突き出しながら、皿の残飯をまさしく犬のように口だけで食べるのだった。もう人間らしさのかけらもなかった。しかし食欲はほとんどないので、その大半は残された。
  1. 2009/08/27(木) 12:23:44|
  2. 優香
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優香 第六章 4

 バスはやがて山奥のひっそりした土地に入っていき、しばらくして、質素な旅館の前に停まった。それが合宿所だった。

 バスを降りると部員たちは各自自分の荷物を持って旅館に入っていく。優香は朝と同様に三年生全員の荷物を部屋まで運ぶ。旅館の利用者は他にもいた。ちょうど中学校の女子テニス部もこの旅館に合宿中だった。女子中学生たちはお尻丸出し、性器まる見え、胸をぷるぷる揺らして、つまり白昼に一糸まとまぬ裸でバスから荷物を持って旅館に入ってくる優香の姿を見て目を丸くした。明らかに自分たちより年上の、大人の女性が生まれたままの裸を晒して歩いてくるのだ。

「気にしなくていいのよ。このお姉さんはね、自分の裸を見てもらうのが好きなのよ」香織がさも優しそうに説明する。「それにもう18にもなるのに道ばたでおしっこしたり、誰かれ構わず学校の男子を誘惑したり、すごく性格が悪いの。だからみんなでその性格を直してあげなきゃいけないの。あなたたちももし何か気がついたら、遠慮せず注意してあげてね。ほら! あんたなにぼーっと突っ立てんのよ! お世話になるお嬢さまたちに挨拶しなさい!」

 優香は持っていた荷物を床に置くと、18才の、成熟した裸の体を女子中学生たちに晒した。Dカップの豊満な胸。発達した大人のいやらしいお尻。盛り上がった股間の土手には、しかし毛が一本も生えていなかった。つるつるの股間にはただ恥ずかしい線が縦に一本通っているだけだった。

「お嬢さま方、一週間という短い間ですがどうか厳しいご指導をよろしくお願いします!」優香は香織に耳打ちされた通りに言った。自分より年下の、それもまだ胸が膨らんでない者さえいる子供たちに、優香はまるで自分が彼女たち以下ででもあるかのように挨拶するのだ。「私は自分の裸を人に見られるのが……特に男の人に見てもらうのが大好きなんです。どうか私のこのねじくれた性格を、お嬢さまたちの力で直してください」そして子供たちに向かって深々と頭を下げた。

 中学生たちは一目で優香のことが嫌いになった。思春期の、ただでさえ性的なことに生真面目な年頃の彼女たちは、いま目の前にある、いやらしい大人の体、男受けを狙ったようなつるつるの股間を見てすぐさま嫌悪感で一杯になった。男に媚びる最低の女、悪しき見本を目の前にしているという感じだった。

「ああは絶対になりたくないよね」
「うん、きっと男子の前だとぶりっ子するのよ」
「最低よね。付き合ってもいない男子に裸みせるだなんて!」
「18にもなって恥ずかしくないのかね。年下のうちらに頭下げて、それも裸で」

 三年生の荷物を運ぶため優香がバスと旅館を行ったりきたりするのを横目で睨みながら、中学生たちはさっそくこの年頃お得意の陰険な悪口を言い合うのだった。

(こんな年下の子たちに、なんで私が……?)

 優香は中学生の子供にも服従しなければならない自分のみじめさが悲しくてしょうがなかった。

 荷物を運び入れるとすぐに各自着替えをして(優香は全裸のまま)練習が始まった。

 ラケットすら持ってきていないので、優香は当然雑用の役だった。コート整備、球拾い、また部員たちの気晴らしの対象……すべて全裸での……それが優香に与えられた役割だった。

「優香ちゃ~ん。恥ずかしくないの? お○んこ丸見えだよ」

 裸でネットを張っている優香を部員たちがからかう。

「いやっ! 見ないでください!」
「よく平気よね、全裸で外出歩くなんて」
「見てあのいやらしいお尻!」
「おい! 早くネット張れよ! あんたの汚いケツいつまで見せつける気?」
「す、すみません!」
「ハハハッ! まるで奴隷ね。この間までキャプテンだった優等生が」
「調子乗ってるからこうなるのよ!」

 灼熱のコートに靴を履かない裸足は焼けるように熱かった。優香は絶えず動き回っていないと耐えられなかった。裸の肩や胸や乳首の先端に燦々と日が照り付ける。

「ほら! 早くボール持っておいで!」
「はい! すいません!」
「違う! 口にくわえて持ってくるんだよ! 犬みたいにね」
「はいっ!」
「よしいい子いい子。お手!」

 優香は言われた通りお手をした。一年女子は優香の胸を撫でて誉めてやった。

「どう? 誉められて嬉しいでしょ?」
「はい……」
「はいじゃないだろ、ワンだろ!」
「ワ、ワン……」

 今では球拾いから解放され練習に参加している一年生も優香を奴隷のようにこき使うようになっていた。

(私が……元キャプテンだった私が……何で全裸で、球拾いをさせられなきゃいけないの……年下の一年生に)

「なにあんたその目は、文句でもある?」
「いえ……ありません」
「あたしたち一年にこき使われてくやしいんでしょう?」
「いえ……お役に立てて嬉しいです……」
「年下の一年生の前で全裸でいるってどんな気分? さぞ惨めでしょう?」
「いえ……命令ですので仕方ありません」
「なにあんた仕方なくやってるわけ?」
「い、いえっ! 私のためを思ってのことなので、大変感謝しています」
「ハハッ! 感謝してるだってさ! 裸で球拾いさせられて、年下のあたしたち一年に馬鹿にされてさ」
「ホント優香って馬鹿だよな」
「はい……すいません」


 優香は屈辱と暑さと疲労とで気が遠くなるようだった。土のコートを一日中、全裸で走り回って、練習が終わるころにはもう体じゅう汗まみれ、顔や胸は土埃に黒く汚れ、お尻はさんざん叩かれたため真っ赤になっていた。
  1. 2009/08/26(水) 19:51:24|
  2. 優香
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優香 第六章 3

 テニス部一行を乗せたバスは何事もなく合宿所へと進んだ。部員たちは朝早いせいか眠たげに話したりぼんやり窓の外を見たりしていた。最前列の席に座った優香は嫌でも目に入ってしまう頼りない自分の裸、あらわな胸や特につるつるの剥き出しの股間を心細く思った。

 やがてバスは高速道路に入った。出発から一時間ほど経った。と、緊張のせいか優香は不意に尿意に襲われた。そういえば出発前は慌ただしかったためトイレに行きそびれてしまった。一度催した尿意はその後時間が経つにつれ激しくなってくる。もうあと10分ほどでサービスエリアに到着のはずだが一体どうやって(この全裸の状態で)トイレに行けばよいのだろう? 優香の顔が我慢と心配のためみるみる歪んでいく。

 バスはサービスエリアに到着し、大型車専用の広い駐車場に停車した。同じく合宿に向かうものとみえる、他の高校のバスが両側に停まっている。

「では、15分間の休憩です。トイレに行きたい人は行ってきてください」

 部員たちはぞろぞろバスを降りていく。優香は泣きそうな顔をして最後部座席に座っている香織のもとへ向かった。

「あら、あんたいたの? それにどうしたのその格好? 全裸で、恥ずかしくないの?」
「あの……」と優香は消え入るような声で言った。「私もトイレに行きたいです」
「どうぞ、勝手に行ってくれば」
「でもこんな格好では、その……裸で外を歩くなんてできません!」
「だったらどうして欲しいの?」
「できれば何か着るものをお貸しください……」
「着るもの? ないね、そんなの」

 事実、部員の着替えはバッグと一緒にすべてバスの下に詰め込まれてしまっていた。車内のどこにもシャツ一枚見当たらない。

「それともあんた、あたしに脱げっていうの?」
「いえ、そんなつもりじゃあ……とにかくもう我慢できないんです」
「そうそれは大変ね、早くトイレに行かないと。言っとくけどもしここで漏らしたりなんかしたら承知しないからね! すぐにバスから追い出すよ」
「お願いです何とか出来るようにしてください!」

 優香の我慢はもう限界だった。体をくねらせ、必死に尿意を堪えている。

「どうしたの香織ぃ?」とそのときトイレに行っていた三年生部員たちがバスに戻ってきて言った。「0年がまた何か悪さした?」そう言って優香のお尻を意地悪く撫で始めた。

 香織は事情を説明した。

「で、香織どうする気?」
「さあ、どうしようかな?」
「バスをおしっこでぷんぷんにされるのだけは嫌よ」
「うん、そんなことしたらバスから追い出すからってさっき言ったわ」
「じゃあどうするの?」
「さあ、おとなしくトイレに行くか、それが嫌だったら我慢しなさい。到着まであと一時間以上あるけどね」

 優香はその間も尿意を必死に堪えようと悶え続けていた。真っ青な顔からは大量の冷や汗が流れている。もう誰が見ても限界だった。

「お願いですトイレに行かせてください!」
「だから行っていいってさっきから言ってるじゃないのよ!」
「ですから何か着るものを……」
「それもないって、あんた何度言わせる気?」

 優香の膀胱は破裂寸前だった。(もうだめ!)そう思うと脇目も振らず走り出し、裸のままバスを降りると、バスとバスの間の、狭い通り道にしゃがみ込んだ。

「えー、うそ! 信じらんない」
「しかも全裸で、毛まで剃ってる!」

 そこは隣のバスの生徒がひっきりなしに通る道だった。誰もがみな道をふさいでおしっこし出した優香を信じられないと軽蔑の眼差しで見つめた。バスの窓からもたくさんの顔が覗いている。

 しかし優香にはどうすることもできなかった。一杯に貯まっていた膀胱はなかなか空にならなかった。大量のおしっこがアスファルトの上を流れる。そしてそれにも増してたくさんの冷たい視線が自分の股間に注がれているのを感じる。

「最低!」
「この変態女!」
「汚ねえんだよ!」
「邪魔だから早く消えろよ!」

 優香はすぐにもこの場から逃げ去りたかったが、いま自分のしているこの最低な行為が終わるまでは立ち上がることさえできないのだった。

 最後の一滴が股間から滴り落ちて、やっと尿意から解放された。我に返って、ふと見ると辺り一面水浸しになっていた。それがすべて自分のおしっこだと思うと優香はたちまち自分が情けなくなった。

 立ち上がると、それまで窓から顔を出して見ていた香織が言った。

「0年! ちゃんとみなさんに謝りなさいよ。他校の生徒さんが通る道をふさいで、しかもその道を、あんたの臭いおしっこで汚したんだからね」

「すみませんでした……」と優香は目の前に立つ制服姿の女子高生たちに向かって謝った。女子高生は通路に数人、また道の向こうの開けた場所には、別の学校の男子生徒や中学生が野次馬として集まっていた。

「おお、すげえ全裸だよ!」
「しかもあそこでションベンしたんだってよ!」
「毛が何にもないからあれが丸見えだぜ!」
「それに柔らかそうなおっぱいしてるよ!」

 優香はたくさんの視線が自分の体に注がれているのに気付いて、思わず手で隠そうとした。だが、そこへ香織の叫び声が飛んだ。

「こら隠すな! ちゃんと気をつけをして、返事を待ちな! まだ許してもらってないだろ!」

 優香の直立不動の全裸を、目の前の女子高生二人はさも軽蔑したように睨みつけている。優香は再び頭を下げて謝罪すると、泣きそうな顔で許しを乞うた。

「あの、あんたの汚いもので道が水浸しなんですけど」とやがて一人が冷たく言った。
「すみません……」と優香は恥ずかしさに泣きながら答える。
「それにその格好……恥ずかしくないの?」ともう一人が馬鹿にしたように笑いながら言った。
「すみません……」
「すいませんじゃねえんだよ! 恥ずかしくないのかって聞いてるの!」
「恥ずかしいです……」
「それにねえ見てよあれ」と言ってその一人が笑いながら優香の股間を指さす。「毛がないじゃない! 筋がまる見えよ」

 優香は自分の股間を露骨に見られて死ぬほど恥ずかしかったが、香織の命令で隠すことさえできなかった。

「お願いです許してください……」
「許してください? いいよじゃあ土下座しな!」
「はぃ……」

 優香はすぐにその場に膝を着いて土下座した。じりじり熱いアスファルトが焼けるように痛かった。真夏の直射日光が土下座をするお尻に突き刺さる。

「よし、じゃあ許してやるよ!」
「目障りなんだよ、どけ!」

 そう言い放って二人は土下座する優香の脇を通り過ぎていった。通り過ぎるとき、剥き出しの優香の尻を思いっ切り平手打ちした。そしてさらにその尻にペッと唾を吐いて、ようやく自分たちのバスに乗った。

 優香は涙でくしゃくゃの顔をして立ち上がると、野次馬たちにも深々と頭を下げて謝罪して、香織に戻っていいですかと聞いた。

「早くしろよ! みんなもう待ってんだよ!」

 それで優香はバスに戻った。

「まさか道ばたでおしっこするとはね」バスが走り出すとさっそく皆でその話題になった。
「まるで動物よね。犬みたいに道でおしっこするんだから」
「でもまだ犬の方が行儀がいいわ。犬はちゃんと柱に向かってするけど、あのケダモノは道の真ん中でしちゃうんだものね」
「じゃああいつは犬以下ってことね」
「しつけが足りないのよ。もっと厳しくしなきゃわかんないのよ、馬鹿だから。そうでしょ香織?」
「そうね、もっと徹底的しつけてあげなきゃいけないわね。みっちりと……」

 優香は止まることのない部員たちの悪口を聞きながら、くやしさと屈辱とで、胸が張り裂ける思いだった。

(くやしい!……くやしい!)

 そのくやし泣きの溢れる涙はまっすぐ屈辱の股間へ落ちていき、つるつるの土手をなめらかに流れた。それがまた優香にはいっそう屈辱的だった。また先程叩かれたお尻がまだじわじわと痛かった。
  1. 2009/08/26(水) 19:49:26|
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優香 第六章 2

 合宿当日。まだ朝の5時過ぎだった。優香は親を起こさないようそっとドアを閉めると家の外に出た。服装はぼろぼろの体操着、乳首の透けた小さいシャツにお尻丸出しのハイレグブルマーという格好だった。こんな姿、とても親には見せられない。だから優香は気付かれないようそっと家を抜け出したのだった。

 持ち物は何もなかった。しいて言えばブルマーの中に入れた定期券一つ。鞄も何も持っていない。まったくの手ぶらだった。

 まさに変態といった格好だった。薄いシャツにはピンクの乳首がはっきり透けて、ピチピチのブルマーからはお尻の大半がはみ出し、きつい股間は毛のなくなったせいで余計に割れ目を目立たせるのだった。さらに男の子みたいな短い髪の毛が痛々しい。化粧も一切していなかった。

 まだ朝が早いので通りに人は少なかった。それでもたまに行き交う者は目を丸くして不審そうに優香を見つめた。同じく部活へ向かうのであろう長いスカートを穿いた女子高生は、優香の短い髪型を、透けた乳首を、そして筋の入ったハイレグのブルマーを、順々に見て、それからチッとすれ違いざま舌打ちした。サラリーマンはあからさまに胸やお尻を見つめて、おはようとにやにや挨拶する始末だった。優香は恥ずかしさに生きた心地もしなかった。

 電車に乗っていると(座席に座ることは禁止されていた)吊り革につかまって立っている優香に、目の前の座席の中年サラリーマンが優香を見上げて声を掛けた。

「高校生?」
「はい……」
「これから部活?」
「はい……」
「それは、練習着?」
「はい、そうです……」
「ブラジャーくらいしたほうがいいよ。乳首透け透けだよ」
「はい……でも、決まりなので……」
「それにパンツも穿いてないでしょう? 線がくっきり出ちゃってるよ」
「……」
「恥ずかしくないの?」
「いえ……決まりなので、別に」
「へえー、そう。じゃあおじさんじっくり見ちゃっても大丈夫だね?」
「は、はぃ……見てくださってありがとうございます」

 優香はまるで台詞を言うように、男の言うことにいちいち丁寧に答えたが、その言葉とは裏腹に顔は恥ずかしそうに真っ赤になっていた。

 一番乗りで学校に着いた。部室までは誰とも出会わなかった。部室に着くと、さっそくドアの前で体操着を脱ぎ、全裸になった。剃りたての股間が生々しい。

 正座で15分ほど待っていると、やがて一年生の集団がぞろぞろと現れた。優香はそれを見ると正座のまま深々と土下座をした。

「おはようございます!」
「あ? はいおはよ……」

 そして床に畳んであった優香の体操着を足で部室に蹴り入れると、眠そうに中へ入っていく。

 やがて続々と部員たちが集まり出す。三十分後にはすべての部員が集まった。

「よし、揃ったね、みんな」とキャプテンの香織が来て言った。
「はーい!」

 みな一週間の合宿で、たくさんの着替えや荷物を持って来ている。その中でただ一人優香だけが手ぶら、というより何も持っていない生まれたままの姿だった。

「よし、じゃあバスの方へ行きましょ。みんな忘れ物はない?」
「はーい! 忘れ物はないでーす」
「じゃあ0年、三年生の荷物バスに運んで」
「はい……あの、服を着ていいでしょうか?」
「服? ああこれ? これもう洗ってなくて臭いから、捨てる」
「じゃあ私は何を……?」
「何も着ないよ。合宿中は全裸があんたの服よ。そのために毛まで剃って身だしなみを整えたんじゃない!」
「全裸で……このまま、一週間過ごすんですか?」
「そうよ何か文句ある?」
「いえ……ありません」

 その後、優香は裸のまま何往復も、三年生の重い荷物を持ってバスと部室を行ったりきたりした。バスのある外を全裸で歩くのはびくびくものだったが、夏休みの、朝もまだ早い時間帯なので、通り掛かる他の生徒がいないのがまだしもの救いだった。

「みんな乗った?」
「はーい!」
「じゃあ出発します。運転手さんお願いします」

 こうして合宿がスタートした。優香は相変わらずの全裸姿のまま、バスの座席に座って、これからどんなことになってしまうのかと不安で泣きそうになった。身を隠す布切れ一枚持っていないのだ。この生まれたままの姿で一週間、何十キロも離れた場所で過ごさなければならないのだ。
  1. 2009/08/26(水) 19:48:03|
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優香 第六章 1

 教室で生まれたままの姿を晒してしまったあの日以来、もうクラスメートは遠慮なしに優香に接するようになった。男子たちは朝、挨拶代わりに優香のスカートをめくるようになり、下着の確認をするのだった。

「お、今日は薄いピンクか。色っぽいねぇ」

 前日香織に指定されたものだった。

「いやっ! やめて」
「別にいいじゃん。もう裸見られたんだから、恥ずかしくもないだろ? ほれ!」

 と言うと再びスカートをめくって、優香をからかうのだった。

 そんなふうに、男子たちは優香を軽くあしらい、女子となるともう誰も相手にせず、口を聞こうともしなくなった。

 そうした毎日が続き、やがて期末試験がやってきて、それが終わると夏休みになった。

「今日で優香のパンツともしばらくお別れか」

 終業式の日、男子たちは寂しがった。優香はこれにほっとしているかと思えば、実はそうでもなかった。いや、逆に大きな恐怖を抱いているのだった。そう、もうすぐ部活の合宿が始まるのだ。

 その日部室でミーティングが開かれた。合宿の予定についての、キャプテンの香織による説明。

「……だいたい、合宿の説明は以上です。疑問の点は後で各自聞きに来てください」

 言い終えると香織は優香に一枚の紙を渡した。

「これは0年のやつ。ちゃんと読んでおけよ。あ、あと前から思ってたんだけど、お前0年のくせに髪長いな、生意気だよ」
「え?」
「え、じゃないよ! 髪が長いって言ってんの。0年に女らしさなんか必要ないの。むしろ女を捨てなきゃいけないよ」

 しかし優香の髪はそんなに長いというわけではなかった。たしかに美容院でおしゃれに切ってもらっていたが、肩まで届かない、むしろショートヘアに入る部類のものだった。

「わかりました。合宿の日までに切ってきます」

 香織の命令は絶対なので優香はおとなしくそう言った。

「だめよ、どうせ美容院でかわいく切ってもらうんでしょ。ダメ。いまここで短くするの」

 そう言って香織は鞄からハサミを取り出した。専用のものでも何でもない、ただの文房具用の安いハサミ。

「え、それでどうするんですか?」
「もちろん切るのよ、短くね。さあ早くここに座りなさい、汚れるから裸になって。ぐずぐずしてたら坊主にするよ。バリカンだってちゃんとあるんだから」

 優香はすぐに全裸になった。そして言われた通り用意された椅子に腰掛けた。

「さて、どうしようかねぇ」といって香織は優香の黒い髪をサラサラ触ってみながら言った。
「うんと短く、男子みたいにしちゃえばいいんじゃない?」と回りで見ている部員が言った。
「そうね、まあとりあえず適当に切りましょう」

 そう言うと何ら躊躇せず、優香の綺麗な髪をじょきじょきハサミで切り始めた。おしゃれになどとはてんで考えていない、ただ短くすることだけを目的とした切り方だった。優香の膝に、女の命とも言える髪の毛が、どんどん無造作に落ちていく。

 ものの5分で終わってしまった。最後に香織は前に回ると、前髪をちょきんと真横におでこの中間で切った。

「これでよし! トイレの鏡で見て来てごらん。上手く切れたから」

 優香は裸のまま部室を出ると、一目散にトイレに向かった。

「な、なによこれ……」

 鏡を見た優香は愕然とした。まるで自分とは思えなかった。後ろ髪はすっかり無くなり、横は耳が見えるほど、前髪はおでこの真ん中で真横にまっすぐカットされ、それはまるで厳しいバレー部の小学生みたいだった。女らしさのかけらもなかった。

「ね、なかなかいい感じだろ?」

 部室に戻ってきた優香に香織が言った。

「は、はい……ありがとうございました」
「アハハッ! だっせー、男みたい。かわいい顔が台なしね」
「ブスッ!」
「もう誰もあんたの裸見ても興奮しないよ」

 今まで優香の美貌を嫉んでいた女子部員たちは、台なしになった優香の顔を見て愉快そうに笑った。

「そうね、これで上は0年らしくなったわね。でもまだ下が残ってるわ」
「ええ? 香織、下ってまさか!」

 笑っていた部員たちもこの香織の言葉を聞いて驚いた。

「そうよ。下の毛がまだだわ。0年のくせに生えてるなんて生意気よ」

 そう言うと今度はバリカンを取り出した。そして足を開かせると、有無をも言わせず優香の陰毛をバリカンで刈り始めた。

「こんなもの0年には不要なものだわ」

 そして、バリカンである程度短くしたところで今度は剃刀を取り出して、シェービングクリームを塗ると、股間の毛をすっかり剃り落としてしまった。

「よし、できた!」と言うと最後に水で洗い流した。「完成!」

 優香は恐る恐る下を見た。最初自分の目が信じられなかった。すっかり毛のなくなった、つるつるの股間。縦に一本通った線がはっきり見える。まるで赤ん坊のようだった。大気がひんやりと剥き出しの股間に触れる。

「アハハ! 香織ナイスアイデア。パイパンっていうんでしょ、これって?」
「知らないわ、そんな変態用語」
「変態用語なの? じゃあ優香にぴったりね」
「ホントにどこからどう見ても変態よね」

 と言うと香織は満足そうに優香に近づいて、いまや剥き出しになった優香のあそこを、指でそっとひと撫でした。

「じゃ、あたしたち帰るから、あんたは掃除して帰ってね、変態さん」

 そう言うと香織たち部員は嘲笑の笑い声を残して部室を出た。

 残された優香は、床に散乱した自分の髪と、陰毛を、泣きながらほうきでかき集めたのだった。

 いつもの制服を着ると、極ミニのスカートに今の短い髪型はなおさら不自然に見えた。色気も何もない田舎臭い女子高生が、パンツ丸出しのミニスカートを穿いている、ただそれだけのことだった。
  1. 2009/08/26(水) 19:45:33|
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優香 第五章 8

「ちゃんとお礼を言って返した? じゃあ田辺さん、さっさと廊下に出て行きなさい。あなたがいると授業の邪魔なの」

 風邪を引かないよう、体を拭くのだけは許された。それが済むと優香は全裸のまま廊下に出て、立った。廊下側の窓が開いているので優香の裸は教室からまる見えだった。しかも、その場所でも授業は受けないといけないので胸と股間を教室の方に向けて立たなければいけなかった。廊下には優香のほか誰もいなかったが、開け放たれたドアから隣のクラスの授業が聞こえてくる。誰かトイレにでも出てこようものなら、一巻の終わりだった。

「優香ちゃ~ん、可愛いおっぱいしてるね」優香のすぐ目の前の、窓際の席の男子が囁いた。「ねえ、触っていい?」
「や、やめて……こっち見ないで、授業に集中して」
「そんなこと言ったってそんな姿で誘惑されちゃあ、集中なんてできないよ」

 と言うと、その男子は、腕を伸ばして優香の胸をワシ掴みにした。

「いや……やめて、お願い。手を離して……」
「いやだね」
「おねがい、戸塚くん、みんな見てる……」

 戸塚はお構いなしに優香の無抵抗な胸をたっぷり思う存分に揉み出した。

「ホントは気持ちいいんじゃないのか?」
「そ、そんなことない……やめて!」
「こらそこ、田辺さんうるさいわよ! まだ授業の邪魔する気?」
「違うんです戸塚くんが私の胸を……その、触ってくるんです」
「いや違いますよ先生、田辺の方から触ってって誘惑してきたんです!」

 岡野は顔を真っ赤にして怒った。

「田辺さん、あなたには女の恥じらいというものがないの? 神聖な学校で全裸になって、そのうえ男子を誘惑するだなんて! まあいいわ、あなたが変態でも露出狂でも構わないから、授業の邪魔だけはしないで。次もしうるさくするようなことがあったら、いい? そのまま放課後まで立たせますからね!」

 これでもう戸塚はやりたい放題できるわけだった。嫌がる優香の胸を思う存分に揉み回せた。逃げないよう左手で腕を掴んで、さらには優香の股間を指でいじくるのだった。

「まだ処女なんだってな? どうだ、気持ちいいか?」
「お願い話しかけないで……」
「オナニーは? まだしたことない?」

 そう言ってくちゅくちゅ指でいじられる、優香は、何とか声が出ないようにするので必死だった。

「ほら、気持ちいいだろう? こんなに濡れてる」
「ん……ぁん」
「最低ねあんな声出して」
「ほら見てあの気持ちよさそうな顔」
「あたしあんな女と同じクラスだなんて恥ずかしいわ」
「口を聞くのもイヤだわ」
「あたしなんてもう名前を呼ぶのもイヤ、あんな女」

 数十分に及ぶ指責め。岡野が戻っていいと言う頃には、優香のあそこはぐちょぐちょになっていた。顔は放心したようになっていた。授業終了の三分前だった。しかしもちろん、席に着いても着替えをすることは許されず、ベルが鳴ってからやっとそれが許された。

「ああ……」と制服を着ながら優香は思った。「とうとう裸を晒してしまった。彼氏でもないクラスの男子たちに……」
  1. 2009/08/24(月) 06:32:30|
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優香 第五章 7

 優香は裸のまま更衣室にしゃがみ込んでいた。今はまだ休み時間中なのだ。先程教室から来たときとは訳が違う。廊下に違うクラスの生徒たちがたくさん出ている。そんな中を、こんな裸の姿で通っていくなんて、出来る訳がない。優香は泣きながら時間の過ぎ去るのを待った。

 授業開始のベルが鳴った。慎重を期してもう一分待ってから、優香は決心して立ち上がった。バスタオル一枚ない、濡れた裸のまま外に出て、ひっそり静まり返った廊下を先程同様腰を屈めて進んでいった。


――――――――――――――――――――――――


 何とか誰からも見られず(そう優香は思った)教室にたどり着くことができた。「遅くなってすみません」と言って中に入ると中年の女教師岡野が叫んだ。

「田辺さん! あなた、どうしたの!」

 優香は事情を説明した。岡野は何か汚いものでも見るように優香のびっしょりになった体をじろじろ見つめている。

「……ですから、そういう訳で、遅れてしまったんです。すみませんでした」 と事情を説明し終えると優香は自分の席に着こうとした。一刻も早く体を拭いて制服に着替えたかった。

 だが、この岡野と言う女教師は、今年で四十になるがまだ独身で、そのことで日頃から生徒たちに馬鹿にされていると思い込んでいて、だから若い女、特に短いスカートを穿いて若さを見せびらかしている、学校の女子生徒たちに激しい怒りと嫉妬を抱いていた。

 だから岡野は席に着こうとする優香を呼び止めると、冷たく言った。

「田辺さん、ちょっと待ちなさい。そんなこと遅れた理由にならないわ。あなたは来ようと思えば時間通りに来れたわけであって、それなのに『故意に』更衣室でぐずぐずしていて、わざと授業に遅刻したんだわ」
「いえ、違います。故意に、なんてことは……」
「いいえ、少しくらい遅れても大丈夫だろうと、あなたは私を馬鹿にしているんだわ!」
「いえ馬鹿になんてしていません」
「いいえ頭ではそう考えていなくても心の中ではきっとそういうふうに思ってるんだわ!」

 心の中では、などと言われると優香は何も言うことができなかった。

「ほらね、そうやって黙ってるのを見ると当たっていたようね」そう言うと岡野は優香のピチピチした若い裸を冷たく眺め回した。

「それにわざと遅れて教師である私を馬鹿にしたうえ、そのいやらしい裸を私に見せつけてやろうと思ったんだわ!」
「いえ、そんなこと……」
「お黙り!」と岡野はヒステリックな声を出して叫んだ。「あなたは近頃調子に乗っているようね。成績がいいからといって、教師を馬鹿にしているんだわ。少し罰を与えないとやがて社会に出て苦労することになるわね」

 そう言ってにやりと笑うと、岡野はこう言い放った。

「罰として廊下に立ってなさい。私がいいと言うまで」

 優香は自分の耳を疑った。

「え? あの……着替えてから……ですよね?」
「あなた何を言ってるの? そのままの格好でに決まっているじゃない! もう休み時間はとっくに終わったのよ。今は着替えをする時間じゃないわ! いやらしい裸のまま、廊下に出て立ってなさい!」
「そ、そんな……」
「あ、あともう必要なくなったんだから、その借りた水着も返してあげなさい。」
「それだけはイヤッ……それだけは、お願いです、許してください」
「だめよ、もう水泳の時間は終わったのよ。早くしなさい。これ以上授業の邪魔をするようなら、田崎先生に来てもらってもっときつく罰してもらうわ」

 岡野と体育の田崎とは、何やらいい関係にあるらしいという噂があった。それを聞いた優香は、これは本気だ、もし田崎が来たら、もっと恥ずかしい罰を受けないといけなくなるに違いない、と恐怖で一杯になった。

「校庭を走らされるかもしれないよ」と男子の一人が叫んだ。
「お、いいな、全裸ランニングだ!」と別の男子が続いて言った。
「さあ早く! どうするの? もう田崎先生を呼んできますよ」

 そして岡野は教室を出て本当に呼びに行きそうなそぶりを見せた。震え上がった優香は慌てて呼び止めた。

「待ってください! やります。岡野先生のおっしゃった罰を受けますから、行かないでください!」
「じゃあ早く」と教壇に戻って来て岡野は言った。「脱ぎなさい」

 優香は、もうやるしかないと諦めた。教壇の横、クラスのみんなが見ている前で、水着を脱いで全裸にならなければならないのだ。優香はみんなから背を向けて黒板の方を向いて脱ごうとした。だが岡野がまたヒステリックに叫んだ。

「だめ! ちゃんと前を向きなさい!」

 優香は言われた通りにした。そして片手で股間を隠しながら、もう一方の手で海パンを脱ぎ始めた。

「おお! ストリップだ。学校でストリップが始まったぜ!」
「いよいよ優香ちゃんのおま……いや、あれが見れるぞ!」

(もうお嫁にいけない……)

 まだ男性とキスしたことさえない、学年一の優等生、ついに優香は生まれたままの姿をクラス全員に晒さなくてはならなくなった。
「お、いま毛が見えたぞ。優香ちゃん、きちんと処理しなきゃダメだよ」

 特に濃いわけではない、むしろ優香の毛は薄い方だったが、現在の動揺した状況ではすべて隠すなどという器用なことは出来なかった。優香は赤面し、涙を堪えながら、海パンを足から抜き取り……ついにクラスメートの前で全裸になった。

「脱いだー! ついに全裸になった!」
「おい、手を離せよ。大事なところが見えないじゃないかよ」
「最ッ低! 学校で全裸になるなんて」
「そこまでして男子の注目浴びたいのかしらね」

 優香は脱いだ水着を両手に股間を隠して立っていた。まだ乾いていない水着からか、それとも毛からか、水が床に滴った。

「隠すんじゃない! それに人の水着であんたの汚いところ押さえないの! 気をつけをしなさい!」

 俯きながら、優香は股間から水着を離すと、言われた通り気をつけの姿勢になった。うっすらとした、まだ濡れたままの優香の陰毛。縮れて、股間に張り付き、水が滴っている。

「おいおい、おもらししてんぞ」
「いや快感で濡れちまったんじゃないのか、へへへ」

「じゃあ田辺さん、小林くんのところへ行って返してきなさい。ちゃんと頭を下げてお礼を言うのよ」

 優香は手を横にした、股間剥き出しの状態のままで、恐る恐る小林のいる一番後ろの席へ向かって歩き出した。机と机の間の狭い通路をゆっくりと、白い大きなお尻を振りながら。中には机から身を乗り出して下から覗き込もうとする男子もいた。

 小林の前に着くと優香は震えがちな声で言った。

「小林くん、どうもありがとうございました」

 そして両手を横に、気をつけをしたまま頭を下げた。

「もっと深く!」と教壇から岡野の声。「90度に体を曲げなさい。社会人の常識よ」

 優香は言われた通り90度に腰を曲げて、小林に向かって頭を下げたが、そうなると当然お尻は突き出されるわけで、クラス全員が優香の突き出されたお尻を見ることになった。特に近くの席の者は1メートルも離れない距離で、軽く開かれたお尻の穴、そしてわすがに覗くあそこまで、はっきりと目にすることができるのだった。

「見えた、見えたよ、田辺のあそこ!」
「この穴に今まで何人の男が入れたんだろうな?」
「優香ちゃんってたしかまだバージンだったはずよ」
「え? ホントか! まだ田辺って処女だったのか」
「でも実はもうヤッてるんじゃないかしらね? 口では何だか優等生ぶったこと言ってるようだけど、きっともう何十人とヤッてるのよ」

 もうプライバシーも何もあったものではなかった。誰ももう人間並みの、いや少なくとも普通の人間並みの扱いをしてくれなかった。みんなが自分を変態女のように扱う。
  1. 2009/08/24(月) 06:30:59|
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