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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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優香 第七章 5

(だめ……こんなんじゃ、戦えない……)

 崖っぷちに追い込まれた優香だったが、胸から飛び出た胸を気にして試合どころではなかった。

(斎藤くんが見てるっていうのに……胸を……こんなふうに丸出しにして……)

 とそのときフェンスの向こう側に座っている斎藤の姿が目に入った。斎藤は身動きもせずじっと自分を見つめている。こんな状況で、本気で戦うなんてやっぱり絶対に無理だ……とそう思いかけたとき、突然香織が斎藤の後ろに来て立った。そして指で斎藤をさしながら「ビ・デ・オ!」という口の格好をした。

 優香にはそれで充分だった。負ければ今よりもっとひどい目に合うことをはっきりと悟った。

(わかったわ……負けられないのね……」

 そしてゆっくりと右手を外し、ウェアの裂け目からこぼれ出た乳房を、晒した状態のままにした。フェンスの向こうにいる斎藤の視線が、自分に向けられているのをはっきり意識して……

 相手のサーブが飛んできた。優香は、もうなりふり構わず打ち返した。腰まで裂けた裾はいよいよ裂けて、もはや前掛けみたいに垂れ下がっているだけで、優香のお尻は丸出しだった。

 それでも懸命に走り込み、思い切り打ち返す。勝ったも同然と油断していた相手は突然の打球の強さに付いていけない。ポイントが優香に入る。次も、その次のポイントも、優香が取って、ついに1ゲームを取り返した。

 もともと本気を出せば負けるはずのない相手だった。開き直った優香は瞬く間に2ゲーム、3ゲームと奪取して、とうとう5対5のタイブレークまで持ち込んだ。

(よし、いける……)

 優香は勝ちを信じて最後のゲームへとコートに向かった。

 が、そのとき突然、空からぽつぽつと雨が降ってきた。本降りとまではいかない小雨だったが、それでも雨であることに違いなかった。

(うそでしょ……)

 雨は容赦なく優香の体に降りかかってくる。

(い、いやっぁ!)

 それでも試合は続行された。審判はコートに背を向けている優香に言った。

「さあ、早く位置に着いてください! でないとまた遅延行為と見做しますよ」

 もはや後のない試合状況だった。もう1ポイントも無駄に落とせない。優香は意を決して振り返り、構えた。雨が、早くもウェアを濡らして肌に張り付かせた。

(早く終わらせてしまえばいいのよ……速攻で勝ってしまえば……)

 ところが、相手も追い詰められたとなって必死にボールに食らいついた。優香は気持ちばかり焦ってミスが続いた。どちらも引かない一進一退の攻防。雨はその間も降り続ける。

 濡れて肌に張り付いたウェア。それはもはや無いも同然だった。もはやティッシュの白色を失って、完全に、肌の色を透かしていた。そしてまた優香の激しいプレーはティッシュをぐしゃぐしゃにして、足に絡まるスカートの部分は、やがて大きく足を伸ばした拍子に、腰からすっかりちぎれ落ちてしまった。

 観客席がざわつく。それもそのはずだった。優香は腰から下はもうなにも穿いていない状態になったからである。お〇んこ丸出し、そして上半身も、今はもう服の役割を失った、ただのティッシュが張り付いているだけといった格好だった。つまりそれはもうほとんど全裸に等しい格好だった。

(服がどんどんなくなっていく……みんなが私の裸を見ている……私の裸を……)

 しかしそれでも優香は戦わなければならなかった。あと1ポイント取ればそれで終わりだった。

 それは奇妙な光景だった。高校のテニスの大会。雨のコート上を、裸の女子選手が走り回っている。大きな乳房をぷるぷる揺らして必死にボールに食らいつき、開いたお〇んこが丸見えになるのも構わず足を開き膝を曲げてラケットを振り回す。ラリーは長いこと続いた。その間に優香の上半身に残っていたお飾りのティッシュはすべて雨に洗い流された。つまりとうとう正真正銘の全裸(靴と靴下だけは履いていたが)とうとうコート上で全裸になってしまっていたのだった。
 と、相手の力無いボールがふわふわと返ってきた。

(これで決める!)

 優香は追い付き、ウイニングショットを決めようと、足を踏み込んだ。

 とそのとき、優香の足が何かを踏みつけた。と思った次の瞬間には、優香は腰から後方に転んで、股を観客席に向かって大きく開いて、コート上に倒れていた。相手の打ち返したボールの他にもう一つ、ボールが地面を転がっている。

 相手にポイントが入る。一転して今度は相手のマッチポイントとなった。しかし優香は、コート上に倒れたまま立ち上がることができない。股をおっぴろげに開いたまま、顔を苦痛に歪めている。転んだ瞬間、腰を強打してしまったのだった。

「さあ、早くしてください! 相手のマッチポイントですよ」

 しかし優香は立ち上がることができない。

「そんなアソコを丸見えにして、時間稼ぎしないでよね!」と相手選手。

 しかしどうしても優香は立ち上がれなかった。やがて審判が言い放った。

「では、今から十秒以内に立ち上がらなかったら、相手のポイントとします! じゅう……」

 優香は必死に立ち上がろうと足をばたばた動かす。丸見えのお〇んこが開いたり閉じたりする。

「きゅう、はち……」

 それでも体が言うことをきかない。

「なな、ろく……ご、よん……さん……」

 そして、

「にぃ、いち……ゼロ! ではサーバーに1ポイントとなり、試合終了です」

 負けてしまった……これで斎藤に自分のビデオを(あの屈辱的な姿を)見られてしまうのだ。そう思うと優香は、絶望が胸に押し寄せ、股を開いて倒れたまま、声を出して泣きだしてしまった。

 やがて部員が何人かやってきて優香を運び出した。優香はその間泣き通しで周りで何が行われているかまったくわからない状態だった。

――――――――――――――――――――――――

 優香はあっと叫んで目を覚ました。見るとそこは自分の部屋だった。時間はまだ朝の五時……試合当日の朝の五時だった。

(よかった……夢だったんだ……)

 そしてベッドから出ると優香は試合に行くためいつもの体操着とブルマーに着替えた。

 その数時間後に行われた実際の試合は、夢と同じく一回戦負けだった。ネット際に転がっていたボールを踏み付けて足を捻挫してしまったのだった。

 こうして優香の高校生活最後の大会が終わった。
  1. 2009/10/25(日) 03:56:35|
  2. 優香
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

更新

更新しないんですか?
楽しみに待ってますよ
  1. 2009/12/02(水) 23:45:39 |
  2. URL |
  3. d #PTRa1D3I
  4. [ 編集 ]

続きを期待していますよ
  1. 2009/12/23(水) 22:06:53 |
  2. URL |
  3. やん #-
  4. [ 編集 ]

更新、私も楽しみにしております。
「特別体育委員」などにクラスで任命されて
他の部活(バレーボール、新体操、水泳、チア、バトンなど)で
しごきの名前で最下級生扱いでしごかれたり
他校へ「レンタル」されていじめられたり…
公衆の面前での露出など、いろいろやってもらいたいです。
勝手に怪しげな会社にオーディションに応募されて
卑猥なコスプレで、惨めな露出コスプレ専門のB級アイドルとして生活させられるなんてのも。
どうか、更新を!!
  1. 2010/01/01(金) 21:46:57 |
  2. URL |
  3. むふふ #-
  4. [ 編集 ]

lndvnjr@outlook.com

羞人たち 優香 第七章 5
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  1. 2024/04/02(火) 11:08:00 |
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