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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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優香 第十二章 15

 ついに残りの一騎にされてしまった優香。観客・生徒でいっぱいのグラウンドの真ん中で、男子用の白い短パンを穿いただけの上半身裸の格好で、つまり丸出しの大きな胸を観客に晒したまま、競技を続けなければならないのだった。

 味方の騎馬かいなくなって急にがらんとしてしまったグラウンド上。取り巻く観客の顔が、一人一人、いまは遮るものもなく見通せた。ということはつまり、観客たちの方からも、同じようにこちらの様子が(騎馬上の優香の顔や、背中や、露わな胸が)ありありと見通せるに違いなかった。

(どうしよう……みんな見てる……恥ずかしい……いや、来ないで!)

 必死に恥ずかしさに堪えながら、胸を隠して縮こまっていた優香の方へ、やがて敵の騎馬がぞろぞろと近づいてくる。敵方はまだ四騎も残っていた。その四騎が、四方から、優香を取り囲みながら、口元にいやらしい笑いを浮かべて近づいてくるのだった。

(早く倒して……あたしは何も抵抗しないから、ハチマキを取って、早くあたしを解放して……!)

 こう心の中で強く願いながら、優香は、迫ってくる敵を待ち構えるのだった。


 一方その頃、観客席ではすでにグラウンドにいる上半身裸の優香の存在に気づき始めていた。先程までの声援が、いまは異様なざわめきとなって観客席に広がっていた。

「ねえ、あの子……ほら赤いハチマキの一人だけ残ってる子、あれ、女の子じゃない?」
「え? そんなわけは…………まあ、やだ! ホントだわ……!」
「なんで女の子が男の子と一緒に騎馬戦に参加してるのよ、それも……上半身裸になって……」
「胸を隠してるから見えないけど、あれきっとブラジャーもしてないわよ」
「え?……ってことは、おっぱい丸出し……? なんでそんな格好で騎馬戦に参加してん……」
「ほら、朝から一人いたじゃない? 3年の女子で、やたらピチピチしたいやらしい体操服着てた子が……覚えてない?」
「あああの……(と言ってその40近い保護者の女は不潔なものでも見るように顔をしかめた)、あの、股のところに切れ目の入ったいやらしいブルマーを穿いた……」
「そう、あの露出狂のバカ娘よ。さっきは観客に性器……いや、丸見えの股間を見せたから、今度は胸を見せようっていうつもりなのよ、きっと」
「最低の女ね。若いからって何でも許されると思ったら大間違いよ。あたしちょっと先生に文句言ってこようかしら。あんな子が同級生にいるなんて、うちの娘に悪影響だわ」
「そうね、ちゃんと言っておいた方がいいわね」

 このような会話が、観客席の、主に母親たちの間で交わされていた。対する父親たちの方は、女たちのヒステリックな言葉に黙ってうなずいていたが、しかし視線はじっとグラウンドへ向けて離さず、食い入るようにその裸の女子生徒を見つめているのだった。そんな男たちの下心ありげな視線が、女たちの怒りと嫉妬を、さらに掻き立てるのだった。

 しかし当のグラウンド上では、嫉妬と興奮のそんな観客の視線が向けられているとも知らず、騎馬戦は最後の大詰めを迎えようとしていた。

 グラウンド上に残り一騎になった優香は、すでに周囲を四体の敵の騎馬に囲まれ、どこへも逃げ場のない状態になってしまっていた。騎馬戦本来の目的物であるハチマキは無防備のまま防ごうとせず、ひたすら胸を押さえ隠そうとしているのだった。敵はもう彼女のハチマキに簡単に手が届くところまで来ている。

「ねえ、どうしたの……早くハチマキ取ってよ。あたし何の抵抗もしないから……!」
「いやいや、そんなこと言って、俺たちが油断した隙を狙おうって計算だろう。その手には乗らないよ」
「そ、そんなわけないじゃない……」
「いや、油断大敵って言葉があるからな。ここはじっくり慎重に、攻めないといけないぞ」
「そ、そんな……」
「よし、じゃあ、万全を期して、まずはこいつの両手をつかまえろ!」
「え? 両手を……? いや、やめてぇぇ!」

 と震えながら悲鳴を上げる優香だったが、そんなことにはお構いなく、その間に、早くも敵は作戦を実行に移していた。

 嫌がる優香の両腕を、二人掛かりで、左右から、片腕ずつ優香の胸から引き剥がす。優香の必死な抵抗も、男子の力の前には成すすべもなかった。実に簡単に、あっさりと、両腕を取られてしまい、そして彼らの前に、丸裸の、大きくて白い、女子の乳房と、恥らうピンク色の乳首が、やわらかくこぼれ出た。

「いやぁぁぁ!」

 優香は掴まれた両腕を必死に振りほどこうとするが無駄だった。筋肉質な男子の太い腕はビクともしなかった。どんなに激しく抵抗しようと、まったく無駄で、代わりにもうただでさえ丸出しにされて恥ずかしい自分の乳房が、余計にいやらしく、ぷるんぷるんと、視線の先で揺れるだけだった。優香はその揺れ動く自分の乳房を見て恥ずかしさに耳まで真っ赤になってしまう。ピンク色の乳首が、揺れながら、あっちこっちの方向を向いて、それはあたかも男子たちに媚を売っているようだった……。

 優香は抵抗をやめた、というより、もはや抵抗することさえ出来なかった。後ろ手に両手を縛られ、乳首まる出しの状態で、これから自分を待ち受けている屈辱を、脅える目で見据えるより他しようがなかった。

 しかしその彼女を待ち受けている屈辱は、彼女がこのとき想像した以上の堪えがたい屈辱、果てしない羞恥であることを、彼女はまだ知らなかった。

 不安ではち切れそうになった優香の胸の尖端で、ピンク色の乳首が頼りなげに細かく震えていた。さらにはグラウンド上を吹き抜ける冷たい風が、容赦なく、その敏感な彼女の乳首を撫でるのだった。
  1. 2011/04/28(木) 07:38:21|
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