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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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優香 第十一章 15

(もうやだ……もう堪えられない……もうあたし、生きていけない……)

 優香はグラウンドの横のトイレの洗面台で自分の脱いだブルマーを泣きながら洗っていた。ブルマーを脱いでいるのでもう下半身は素っ裸だった。しかしおしっこの汚れを取らなければいけないので裸になるのは仕方ないことだった。

 目の前の鏡に自分の惨めな姿が映し出されている。つるつるのおま○こ丸出しの、下半身裸の姿。優香は自分でそれを見ないように下を向いて洗っていた。

 やがて洗い終わると、水に濡れたブルマーを雑巾のようにしぼった。そしてそれをすぐには穿かず、蛇口の横の台の上に置いた。まだ体の汚れを落としていないからだった。

 優香は片手で水をすくってまずお尻を洗った。おしっこと砂で汚れた真っ白なお尻。

 続いて、太もも、膝、ふくらはぎと順々に足を洗っていく。誰か人が来ないうちにと素早く洗い流すのだった。

 やがて、それが終わると優香はちょっと入口の方を見た。

 そしてためらいながらも洗面台に片足を上げて、おま○こを洗い出した。おしっこと砂で汚れきっている。向かいの鏡に自分の女性器が大きく口を開けて映し出される。優香はそれを見ると耐えがたい屈辱を感じるのだったが、バイキンが入っているといけないので少し入念に洗わなければならなかった。石鹸で手を泡立て、指を少し中の方まで入れる。砂はその中の方にまで入っていた。

(ああ……学校のトイレであたし、何してるんだろう……)

 優香は目が合ってしまった鏡の中の自分を見て思うのだった。下半身素っ裸で、片足を洗面台の上に乗せて、自分の女性器を洗っている女…… それは自分で見ても頭のおかしなイヤらしい女の姿だった。

 と、そこへ何やら外から数人の女子の声が聞こえてきた。足音がこちらに近づいてくる。

「……それでさあ、彼氏にお前ちょっと痩せろよって言われたの」
「あははっ! 超ウケる~」
「スカートのファスナー壊して弁償って、マジ最悪だよね~」
「それでさ、レジで店員にお金払おうとしたの。そしたら……」
「……」
「……」

 トイレに入ってきた三人の話がぴたっと止まった。なぜなら目の前に、下半身裸で股間を洗っている優香の姿を見たからだった。

 優香は顔を真っ赤にして慌てて洗面台から足を下ろした。水を止め、石鹸の泡のついた股間を手で隠す。そうしてうつむきながら、入ってきた三人が通り過ぎるのを待った。

 三人は嫌味たらしく、

「なんか臭くない?」
「ホントだ、何かおしっこ臭い」
「今度はトイレでオナニーですか。お楽しみ中のとこ邪魔してすいませんねえ」

 三人とも1年生の女子だった。今年から廃止されたブルマーではなく、ハーフパンツを穿いているので一目でわかった。

「あの、オナニーならどこか別の場所でやってくれませんか? あたし手を洗いたいんですけど」
「ご、ごめんなさい……」

 と言って優香はちょっと脇へ退いた。

「あれ、こんなところに黒い雑巾があるよ~」

 そう言ってその1年生は洗面台の上に置いてあった優香の洗ったブルマーを取り上げた。

 すると向こうの個室の中から仲間の女子の声がした。

「あ、ちょっとそれ貸して~! 何かこの便器の端っこ汚れてるんだよね~」
「うん、投げるね!」

 そう言うとその1年生女子は、その持っていた優香のブルマーを、個室の上から投げ入れた。

「ちょっと何するの……やめてっ!」

 優香は必死に防ごうとしたが遅かった。自分の穿くことのできるたった一枚のブルマーを、鍵を掛けた個室の中に、投げ込まれてしまった。

「ちょっと……! ねえ返して! あたしのブルマー!」
「先輩のブルマーならないですよ~ あたしの持っているのは、ただの汚い雑巾ですから」

 優香は下半身裸の姿のまま、ドアを何度もノックするのだった。

「ねえ便器の汚れ取れた~?」とブルマを投げ入れた女子が問い掛けた。
「うん取れた。何だろう、うんちだったのかなぁ?」
「うんち? 汚ったな~い!」
「もういいでしょ……ねえ、終わったなら早く返して!」

 優香はもう泣きながら、中にいる1年生女子に頼み込むのだった。

 しかし中の女子は、優香の声が聞こえないふりをして言った。

「この雑巾、もう汚くなっちゃったから、使えないね」
「うん、捨てちゃえば」
「トイレに流せるかな~?」
「やめてぇぇっ……! それだけは、絶対にやめて……」

 そんなことをされたら、もう優香には穿くものがなくなってしまう。下半身裸で、女性器を晒したまま、トイレの外へ出なければいけなくなる。そんなことになったらもう気狂い沙汰だ。それだけは何としても阻止したかった。

「お願いします……あたしのブルマ、返してください……」
「うるさいなあ、だからブルマーなんか持ってないってさっきから言ってんだろ!」
「じゃあその雑巾を……返してください」
「あはは! 雑巾だってさ。この雑巾あんたのだったの?」
「はい、あたしのです……」
「なにが?」
「その、黒い雑巾……」
「あはははは! 黒い雑巾だって、マジウケる~!」

 個室の中からも外からも起こる笑い声。すると洗面台の前にいた女子が、優香の裸の下半身を見て言った。

「あれ~! じゃあ先輩、ブルマーはどうしたんですか~? いま下半身になんにも穿いてないようですけど~」
「そ、それは……」

 1年生女子の意地悪な質問に、言葉を詰まらせる優香だった。

(なんでこんな年下の子たちに、意地悪されなきゃいけないの……)

 その年下の子たちの意地悪な質問はまだ続く。

「先輩、それにもしこの雑巾がブルマーだったとしたら、じゃあ先輩の下着はどこにあるんですか? どうしてパンツ穿いてないんですか~?」
「それは、あの……」
「あ、もしかして先輩、パンツ穿かないで体育祭に出てたんじゃないですか?」
「……」
「答えてくれなきゃ、雑巾返しませんよ」
「……はい、そうです」
「なにがそうなの?」
「下着を穿かないで、体育祭に出てました……」
「マジ! あの股間に穴の開いたブルマーで?」
「はい、あの穴の開いたブルマーで……」
「最低な女ね」
「……」
「あ、そういえばあたしの持ってるこの雑巾にも、たしか穴が開いてたなぁ」
「だからそれはあたしのブルマ……」
「この、ぞ・う・き・ん……」
「その雑巾……ねえ、もうホントに返してちょうだい!」
「もう返すよ。いつまでもこんなバカな芝居に付き合ってる暇はないの。でも、その前にちょっと……シャツ脱いでくれない?」
「シャツ……? どうして、脱ぐの?」
「ほら、あんたの持ち物って穴が開いてばかりでしょ? この雑巾も、それからなくなったブルマーも。だから今あんたが着てるシャツも穴が開いてるかもしれないから、あたしがちょっと確認してあげんのよ」
「開いてないです、穴なんて……」
「ちゃんと調べてみなきゃわからないでしょ。さあ早く脱いでください。じゃないといつまでもそのまま下半身素っ裸の状態ですよ」
「……」

 もうこれは脱がなきゃ終わらないと優香は思った。
  1. 2010/11/03(水) 07:11:20|
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