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スカートを脱ぎ、下半身下着姿になった優香は、そのとき自分の携帯が震え出したのを見て跳び上がらんばかりに驚いた。
「ぎりぎり間に合ったね」
とメールには書かれていた。
「でも次からはもう考えている時間はないよ。メールを読んだらすぐ行動しないと、今のように校門に貼り出すから、そのつもりで。では、次の命令。それは今あなたの前に置いてある紙袋を持って、すぐ隣の女子トイレに向かうこと。ただそれだけのこと。簡単だろ? ただその際、脱いだスカートはその場に置いていくこと。ではこれも一分以内。始め」
(そんな、このままの格好でなんて、そんなこと……)
そんなこと、優香にはできるはずがなかった。が、今はもう迷っている暇はなかった。やるしか他に道は残されていないのだ。
実験室のドアを開け、外の廊下に出ると、そこのひんやりした空気が、優香のあらわな太腿と下着だけの股間を冷たく撫で付けた。廊下はひっそりしていた。どこからも足音は聞こえてこなかった。しかしいつ人が現れてもおかしくなかった。もし今のこんな状態の自分に出くわしたら、その人は私をきっと変態と思うだろう。そうなればもう一巻の終わりだ。
トイレまではほんの数メートルしかなかったが、そこまで走っていく時間が優香には非常な長さに感じられた。
トイレの個室に入り鍵を閉めるとすぐまたメールが届いた。
「今度は早かったじゃないか。だんだんお利口さんになってきたね。逆らってもしょうがないことがようやくわかってきたかな。じゃあ、いよいよ最後だ。といっても最後のは、別に命令でもなんでもないから、優香さん、あなたのご自由に。今あなたの持っているその紙袋の中のものを着ること、それだけのこと。」
優香はすぐさま紙袋の中を見た。高校の制服のスカートだった。彼女は一瞬ほっとしたが、続いてそれを手に取ってみて唖然とした。それは、制服のスカート、といっても見るからに短い、陸上のショートパンツほどの丈しかないスカートだったからである。
(なにこれ…こんな短いスカートを穿けっていうの?)
とはいえ、スカートもなにもないパンティーだけの今の状態よりは遥かにマシだった。こんないやらしい短いスカートでさえ今の自分にとっては頼りになるのだ。そう思うと優香はなおさら現在の自分の惨めさを痛感せざるをえなかった。そしてそうした屈辱的な思いを抱きつつ、彼女はみずからその卑猥な短いスカートに足を通した。
が、実際に穿いてみて、それは予想以上のいやらしさだった。なぜならそのスカートはかろうじて股に届くほどの丈しかなかったからである。ほんのちょっと屈んだり、伸びをしただけですぐパンツが見えてしまうのは確実だった。足に纏わり付くスカートの感じがまったくない。というよりまるで何も穿いていないような感じさえするのだった。
(なによこれ、いやらしい! こんなの穿いてたら下着がまる見えになっちゃうじゃない。まるで変態……頭のおかしな人の穿くものよ)
そう思った優香は実験室に戻ってすぐ元のスカートに穿き変えようと思った。もう命令は終わったのだ、あとは自分の自由にしていいとメールには書いてあった。
しかし実験室に戻った優香はそこでたちまち絶望のどん底へ突き落とされた。
「う、うそでしょ…」
スカートが見当たらないのだった。床にも、テーブルにも、どこにも……。代わりにテーブルの上に手紙を一枚見つけただけだった。手紙にはこう書かれていた。
「優香ちゃんへ。今日のところはこれで勘弁してあげる。だから後はご自由に。そのかわいいスカートを穿いて帰るのもよし、嫌ならパンツだけで帰るのもよし。あ、露出狂の優香ちゃんのことだから、パンツだけの方がいいかな。もしそれでも物足りなかったらパンツも脱いじゃっていいからね。お○んこ丸出しで帰ってもいいんだよ。でもスカート買い替えたり、下に何か着たりするのは駄目だよ。そうしたら写真はばらまくよ。あと今日の一部始終はちゃんとカメラで撮ったから、公開すれば優香ちゃんの変態ぶりがみんなにばれちゃうね。だからお前はこれから卒業まで毎日その短いスカートで、ケツ丸出しで過ごすんだよ。一日でも休んだりしたら、卒業はおろか、この国で生きられないようにしてやるからな」
優香はその場に膝からくずおれて、座っただけで見えてしまう、真っ白な下着の尻をもはや隠そうともしなかった。
- 2009/05/27(水) 08:35:44|
- 優香
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