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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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優香 第五章 4

 そのころプールでは教師の田崎が生徒たちに授業の説明をしていた。生徒たちは田崎のうんざりするほど長い話を退屈そうに聞いていた。

 と、そこへ、校舎に通じる渡り廊下を裸の女子生徒が走ってきた。男子用水着一枚の女子生徒。ぷるぷる揺れる乳房がこぼれないよう手で押さえながら、晴天の青空の下こちらへ向かって走ってくる。それを見た生徒たちは一同みな目を丸くした。

「おい、ホントに着替えてきたぞ」
「すげえ上半身裸じゃねえか」
「手からおっぱいがこぼれそうになってるぜ」
「信じられない! よくあんな姿で来れるわね」

 様子を察した田崎も気付いた。そして腕時計を見ると言った。

「ぎりぎり間に合ったようだな」

 優香は田崎の前に来て止まった。肩で息をしてハアハア言っている。が、目の前に並んで座っているクラスメートたちの視線に気付いて恥ずかしさから後ろ向きになった。

「胸を隠すんじゃない!」と田崎が怒鳴った。
「で、でも…」
「胸を隠しているうちはまだ着替えてきたことにはならんぞ。それともそのままの格好でグラウンドを走りたいか? あと三秒! にぃ! いち!…」

 優香はそっと手を離した。恥ずかしさでぶるぶる震えている。

「さあ、後ろを向いてないで、みんなの方を向いてちゃんと立て!」

 優香は顔を真っ赤にしてうつむきながら恐る恐るゆっくりクラスメートたちの方に向き直った。真っ白なDカップのおっぱいが3年2組の生徒たちの前に現れた。

「おお! 田辺のおっぱいだ!」
「すげえ! 大きいな」
「それに先っぽの乳首みろよ。ピンク色でものすごくエロいぞ」
「イヤッ! 見ないで!」

 優香は皆の視線が自分の胸に注がれていることに気付くと、再び手で胸を隠してしまった。

「隠すなっ!」
「でも…」
「気をつけをしろ! それともその格好でマラソンしたいか?」

 優香はそれを聞くと顔を恐怖に歪めて、諦めて再び手を離した。

「いいな、隠すなよ。今度また隠したら罰として次の水泳の授業のときもその格好だからな。男子の水泳の授業に混ざってもらうからな!」

 優香は気をつけをした腕を緊張で震わせながら、いまや隠すことのできない自分の胸をクラスメートに好き放題眺められるのをどうすることもできなかった。股間を膨らませた男子たちのいやらしい視線は撫で回すように優香のあらわな胸を見つめていた。そんな男子たちの興奮した様子に嫉妬を覚えた女子たちは、軽蔑するように優香の顔を睨みつけていた。

「な、恥ずかしいことなんかないだろ?」やがて田崎が言った。「誰もお前の胸なんか気にしちゃいない。なあそうだろみんな?」

 そう言って田崎は優香のおっぱいを指で指し示した。

「これを見ても何とも思わないだろ? まだ子供のお前たちは?」

 いつもは子供扱いされると反抗するくせに、このときばかりはみな小学生のように素直にうなずいた。

「ほら、みんなそうだと言ってるじゃないか。一人前に恥ずかしがってるお前の方が変なんだ。わかったか!」

 優香は無言のままうなずくしかなかった。

「よし、じゃあ列に加われ」

 優香は、隠してはいけない胸をぷるぷる揺らして、自分を軽蔑した目で睨みつけている女子たちの列に入ろうとした。が、そのときまた後ろから田崎が怒鳴った。

「そっちじゃないだろ!」
「え?」
「お前はこっちだ!」

 優香は自分の目を疑った。振り返ると田崎は男子の列の方を指さしているのだった。

「男子用の水着を着ているんだから、今日はお前は男子だ。男子生徒として扱う」

 一分後。高校のいつもの水泳の授業の風景。地味なスクール水着を着て赤いキャップを被った女子の列。その隣に股間のもっこり膨らんだ三角の水着を穿いて白いキャップを被った男子たちの列。が、そんな男子の列の中に一人だけ、明らかに胸の大きな生徒が混じっていた。Dカップはあると思われる白いおっぱい。真ん中に小さなピンク色の乳首がぴんと誇らしげに立っている。が、そんな得意げな胸とは裏腹に、その持ち主の顔は耳まで真っ赤になっている。競泳用の、ただでさえ小さいブーメランパンツはその女性的な大きなお尻にきつく食い込み、尻の割れ目が上にはみ出してしまっている。

「お前意外とおっぱい大きかったんだな」
「それに乳輪ははちっちゃくって、ピンク色だ」
「なあ揉んでいいか? それか乳首しゃぶらせろよ! なあ、おい」

 優香は前後左右を男子に囲まれ、彼らの目と鼻の先に自分のおっぱいを見せながら、それを手で隠すこともできず、からかわれるままになっていた。男子たちは股間の膨らみを押さえるのに必死だった。

「お願い…そんなに見ないで」
「そんなこと言ったって見せてるのはお前の方じゃないか」
「別に見せてるわけじゃ……」
「それにお前は男子なんだから別に胸見られたってどうってことないだろ? な、田辺優香くん?」
「………」
「ん? てことは別に触ったっていいんだよな? 触らせろよ!」
「イヤッ…やめて!」
「隠してみろよ。隠したら今度の授業もおっぱい丸出しだぞ」

 こんな言いたい放題の男子たちの言葉にも、優香は何の抵抗も反論もできず、顔を赤らめて耐えるしかできないのだった。

 しかし、これはまだまだ始まりに過ぎなかった。もっと恥ずかしい仕打ちがその後に待っていた。
  1. 2009/08/24(月) 06:27:02|
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