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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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優香 第四章 3

 一年生の練習着も学校の体操着だったが、今年の新入生からブルマーが廃止されたので下は膝丈のハーフパンツだった。二年、三年の服装は自由だった。だからいま部活でブルマーをはいているのは優香ただ一人だった。それもただのブルマーじゃない、両端をハイレグに引っ張り上げ、お尻のTバック状に丸出しになったブルマーを。

 だからそんな格好で校外をランニングするとたちまち人々の注目を浴びた。そして最初のうちは学校の生徒たちばかりの道は駅へ近づくにつれて不特定多数の人間で多くなる。

 あるとき他の学校の女子高生二人が列の先頭を走る優香を見て噂した。

「ねえ、ちょっとあれ見て。お尻まる見えじゃない?」
「ただでさえ時代遅れのブルマーで恥ずかしいのにね」
「胸もすごい揺れてるし。あれきっとブラジャーつけてないのよ」
「乳首のピンク色が透け透けになってるわ」
「あんな格好で走って恥ずかしくないのかしら」
「0年田辺優香だって、じゃあ中学生かしらね」

 すれ違うすべての人が驚いて優香の方を見た。優香がちょっとでも恥ずかしがったりすると監視役の三年の由紀子が容赦なく尻を叩いた。

「こら0年、恥ずかしがるんじゃない!」
「ハイッ、先輩、すいませんでした」

 以前はキャプテンとして、また友達として自分を慕っていた由紀子に優香は敬語で話さなければならなかった。

「おい、叩いてもらったお礼は!」
「ハイッ、先輩、お尻を叩いていただいてありがとうございました」

「ねえあの子お尻叩かれたわよ」
「やっぱ名門テニス部は違うわね」
「それに叩かれた後でありがとうございましただって。しかもあんな大声で」

 自分と同世代の学生に笑われて優香は恥ずかしくてお尻まで真っ赤になった。
  1. 2009/05/30(土) 10:08:36|
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