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身動きもできないまま、何分かが過ぎた。
優香が我に返ったとき、果たしてどのくらいの時間が経過したのか、自分ではわからなかった。
が、そのとき窓の外を見てハッとした。
校門に人が立っている。ポスターを持った、ジャージ姿の人間が。そしてゆっくりと、ポスターを広げて、門の柱に貼り出した。
「いやっ!」
まだジャージの背中に隠されてポスターの表面は見えなかったが、その側を何人もの生徒たちが通っていく。
「いやっ、やめて!」
そして優香は思った。
(もう、やるしかないのね…)
まずゆっくりと、上のセーラー服を脱いでいった。
「おいおい、あいつ脱ぎ出したぞ」
ドアの隙間から窺っていた山田が囁いた。
次にスカートを、床にすとんと落とした。これで完全に下着姿になった。
「やっぱり露出狂だって噂は本当だったんじゃないか?」
続いて一瞬ためらった後で、優香は背中に手を回すとホックを外し、白いブラジャーを、その豊かな胸から取り去った。ピンク色の小さめの乳輪。つんと立った乳首。激しい息遣いのたび、優香の柔らかいおっぱいは小さく揺れた。
「………」香織は先程からずっと黙っていた。が、その顔は見るからに嫌悪の表情に変わっていた。
続いて、最後に、優香は手を腰にやり、自分の白いパンティーを、ゆっくり下におろしていった。
まだ教師に叩かれた赤味の残る、肉付きのいいお尻が現れた。また縦に走る割れ目もあらわになった。
パンティーを爪先から抜き去ると、これでとうとう完全な裸になった。ひと気のない実験室とはいえ、学校の教室で、田辺優香は全裸になったのだ。
「やべぇ、おれ勃起してきた」
「俺もだよ。あいつの胸、予想以上にでかかったんだな」
「………」
優香は全裸になるとすぐ両手で胸と股間を隠し、再び窓の外を見た。校門のあの人間とポスターは、すでに消え去った後だった。
西日が優香の裸を余すところなく照らしていた。
- 2009/05/29(金) 04:08:15|
- 優香
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